拵とは? わかりやすく解説

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/08 00:18 UTC 版)

一国兼光」の記事における「拵」の解説

太刀として作られたものの、現在ある拵えは「黒塗打刀拵」と打刀用の拵えである。

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拵(外装)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/12/28 15:21 UTC 版)

陣太刀」の記事における「拵(外装)」の解説

登場した当初鞘塗には金梨地、金沃懸地朱漆塗、螺鈿青貝微塵蛭巻等様々なものが見られ金具金無垢始め金造・金装の他に赤銅の地そのままのものなども見られ柄巻及び渡巻の下に錦布を巻くか、あるいは鮫皮のままとするか、圧出し(金属の板を叩く、もしくは型に嵌めて圧すことにより特定の紋様施したもの)とするかについても特に定まってはおらず様々なものが発注者好みに応じて製作されていたことを、文献遺物から伺うことができる。 室町時代足利政権下では、太刀黄金金具用いることは錦包の刀装と共に足利将軍家のみ、もしくは将軍家より下賜され刀装にのみ許される規定であったが、応仁の乱以後幕府権勢衰退するとこの規定はほぼ無視されており、錦包の鞘に黄金金具とした豪華なものも製作された。 戦国時代から安土桃山時代経て次第様式統一されてゆき、江戸時代には「金梨地塗鞘・金造もしくは赤銅地に金装)の金具、錦下地」の様式定められている。桃山時代以降製作されたものには、各所金具、及び鞘に家紋高彫蒔絵入れられていることが基本である。 なお、糸巻の色は当初源氏:黒 平氏紫 藤原氏萌黄色 橘氏黄色 といった通例があったが、次第に色は製作者好み選択されるようになってゆき、糸巻の色は必ずしも持ち主出自を示すものではなくなっていった。ただし、必ず柄糸と渡巻を同色の糸で巻くことが前提とされており、後に修復追補されたものでない限り柄糸と渡巻に異なる色が使われることはない。 太刀緒にも華美な組紐使われており、特に高麗打や亀甲打の組紐好んで用いられた。江戸時代定められ様式では、亀甲打の組紐足革に結ぶ部分(緒の中央部全体4分の1程度)を錦布で包んだものを用いることが、陣太刀太刀緒の正式とされている。

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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/25 00:58 UTC 版)

狐ヶ崎 (刀)」の記事における「拵」の解説

質実剛健黒漆革包太刀拵の拵(こしらえ)が付属している。この拵は、柄と鞘全体に薄いなめし皮着せた上に黒漆塗られ、柄(つか)には革で巻を施し[要出典]、総金具山金製で足金物には竹の葉や節が浮き上がるように彫られている。地味ではあるが実戦用の外装で、製作当時の姿を残した貴重な作品である。 通常実戦用の刀装使用される過程損耗損傷し補修重ねながら度々作り直される上、戦乱終った後は儀礼用の刀装刀身移し替えて破棄されてしまうことが多いため、刀身同時に製作され実戦用いられたものが完全な形で刀身揃って伝来することは非常に珍しく、この拵は貴重な歴史資料である[要出典]。

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