太刀緒とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 同じ種類の言葉 > 文化 > 武具 > > 太刀緒の意味・解説 

太刀緒・太刀下緒(たちお・たちさげお)

長さ一丈(三メートル)、多く亀甲模様組み紐あるいは偏平革紐用い佩用する際は腰に巻き付け平常時は独特の太刀結びにて保管する

下緒

(太刀緒 から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/11/13 14:33 UTC 版)

下緒(さげお)とは、日本刀に装着して用いるのことである。


  1. ^ 太刀緒は帯ではなく、鎧の胴に直接結びつけるために用いる。そのため、長さは刀用のものより長いものが普通であり、十尺(約303cm)以上のものが主である(標準で十二尺程)。
  2. ^ 大小差しの大刀に付ける下緒は緊急時にはとして用いることを想定していた、とされることがあるが、襷として“のみ”用いることを想定していたものではないため、“大刀の下緒=襷の代用品”との認識は正確とはいえない。
  3. ^ 鞣した鹿革を煙で燻し、防菌、防虫効果を高めたもの
  4. ^ さしおもて、刀を腰に差した時に見える側
  5. ^ 鎖を編んだものを用いたものもあり、その様式を特に兵庫鎖太刀(ひょうごくさりのたち)と呼ぶ
  6. ^ このようにして太刀を腰から下げて携行することを「佩く(はく)」と呼称する
  7. ^ 室町時代から江戸時代にかけて描かれている絵図では、殆どが下緒は単に垂らすか軽く鞘に絡めている。これは『徳川盛世録』等の文献によって正式のものであることを確認できる。
  8. ^ 逆に、あえて刀を帯に差している、もしくは手に持っている状態でも下緒を結んだままにしておくことで、「刀を抜く意思はなく、他者に危害を与える意図はない」ことを示す、という作法もあり、現代でも剣術や武術の流派によっては「下緒は常に結んでおくことが正しい」としている派もある。


「下緒」の続きの解説一覧



太刀緒と同じ種類の言葉


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「太刀緒」の関連用語

太刀緒のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



太刀緒のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
銀座長州屋銀座長州屋
Copyright (c)1998-2024 Ginza Choshuya Co.Ltd. All rights reserved
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの下緒 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2024 GRAS Group, Inc.RSS