悪魔の息子の一味
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/01 06:21 UTC 版)
穂高連(ほだか れん) 瑠架達の通っていた学校の一つ年上の先輩だが、実は魔王の息子で瑠架の敵。初登場は第3巻の「聖痕」。 実母と養父である大西神父ら3人家族を含めた大勢の人間を殺し、一時期いた英国でも人間には不可能な手段で死の饗宴を繰り広げ、再び日本に帰国し瑠架と出会った。やがて瑠架とは親友になるも彼の力が弱まったことで魔王の息子として覚醒する。が、実は人間としての人格が瑠架を助ける「選ばれし者」という秘密が最終決戦の直前、覚醒させる使命を背負っていたことで養子に出されていた実姉・沙耶により明かされた。二重人格だと自分達が誤認しただけで悪魔だと英国時代に最後の犠牲者となったハワード警部は心の中で呟いたが、実際にはそのどちらでもあり人間と悪魔の異種による二重人格者だった。 最終的に瑠架が大気に溶け、悪魔の人格が魔界に去った後、赤児になって志門とミナに育てられる。悪魔が去った後の3年後は3歳の幼児である。 誕生月は1972年6月だが何日かは不明、身長176cm、体重60kg。 ライ・グレゴリー・龍堂寺 レンの部下で、悪魔を操れる力を与えられている。母をグレゴリーの先代の当主にレイプされて生を受け、敷地内の小屋に監禁された母が父の先妻やグレゴリー家に虐待された挙げ句、池のボートの上で自殺に見せかけて殺された。そのため、グレゴリー家のみならず人類を世界を呪い、留学していた連と出会って魔王の息子に心酔する下僕になった。しかし、異母妹シェリーの死を機に自身の行動に疑問を持つようになり、妹を死なせたことを後悔し続けていた。それが魔王の息子レンを人間の連に切り替えるスイッチの役割を知らずに果たしたため、主であるレンにより抹殺対象にされてしまう。志門を助けて致命傷を負い、最後はシェリーを思いつつ静かに息を引き取った。 誕生日は1972年9月15日、身長:181cm、体重:70kg、血液型:B型。 ダーク・ブルー 本名は「アレン・ヘンダースン」。ブルー・グレイとは双子の兄弟。虐待されて育つが、自身の悪魔としての覚醒と敵であるグレイの排除を人間としての両親に実行させようとして企んだことだった。レンの厳命によりライを抹殺しようと教会にまで追いつめるが、人間としての兄であるグレイの銀の短剣により倒された。 シェリル・グレゴリー・龍堂寺 ライの異母妹。愛称は「シェリー」。兄を追って魔王の一味に加わるが、レンしか眼中にない兄に絶望し目的を見失ってしまう。そんな矢先、瑠架と仲間達の絆を見て彼らに関わりたいとレンを裏切り、瑠架を助けて兄の銃弾に倒れた。 斎木駿一(さいき しゅんいち) 初登場は第17巻の「緑の雨」。ブルーと同じく人間として生を受けるも最初から悪魔だった部下。一足先に自身の道を見つけて去った志門に置き去りにされ、絶望した彼の親友・高峰明の心につけ込んで復讐心を煽り、昏睡状態に陥らせる魔の雨を降らせる能力を与えて彼を操って事件を引き起こし瑠架の拉致に成功した。「殉教」篇でミナに憑依するも養父ジョンの魂を宿したロビンにより倒された。
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