幽霊・妖怪たち
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/04/03 06:20 UTC 版)
翡翠(ひすい) 星見山に住まう天狗の幼(妖)児で、太一及び周囲からは「すえっこちゃん」と呼ばれる。外見や喋り方のせいで間違われやすいが、れっきとした女の子。トラブルは持ち込むタイプ。太一との出会いは人間の願いを叶える仕事で忙しい大天狗の兄(柘榴)にかまってもらいたいが為、つい悪戯を繰り返した結果兄を育児疲れに追い込んでしまい、一時太一に預けられたこと。迎えに来た兄と共に帰った後も太一の元へ遊びに来ており、力の強い種族の為普通の人間にも姿が見えるのでクラスメイト達とも打ち解ける。 妖力を使って人間に変身することも可能で、人間時の姿は太一達と同年代のスタイルのいい美少女である(ただし、カカシをモデルにした為背丈は高身長だったので、太一には若干やっかまれていた)。実年齢も人間で言うところの高校生相当なのだが、幼児の姿なので言動もそれに伴って幼いものとなっている。幼い姿は柘榴に甘えたい気持ちによるもので、それが満たされたとき、成長とともに恋にかわることが示唆されている。 柘榴(ざくろ) 星見山に住まう大天狗で、神社の祭神。太一たちの住む地域を守護する。天狗として活動中は天狗のお面をかぶっている。弟である琥珀の言葉を真に受ける傾向があるようで、コハクから奉納されたものは使うのが礼儀という言葉を信じ、奉納されたうさ耳カチューシャを付けた姿で太一の前に現れたことがある。翡翠が太一たちの所に遊びに行ったり変身能力を使うことには気にしていない様子。また、変身(イケメン)したうえで太一たちと一緒に行動したりする。翡翠には「ざくろ兄」と呼ばれている。琥珀、翡翠とは実のきょうだいではなく、彼らの祖父の兄(天狗を捨て人間と結婚し人間として生を全うした)の子孫。先祖返りのため人間界では辛かろうと彼らの父が長男として引き取った。ほかの精霊には星見の若と呼ばれて一目置かれている。人間時代は桜沢に似た弟がいた。 琥珀(こはく) 柘榴の弟、翡翠の兄。翡翠には「コハク兄」と呼ばれている。 初登場時は柘榴にうさ耳の件でお仕置きされた姿で登場(各種封印札が施された袋に入れられている)。人間時の姿は眼鏡のイケメン(自称)である。 しかし性格は非常に厚かましく大食漢で、兄弟のエンゲル係数を上げている。大食漢は生後半年からどんぶり飯をたいらげ肉を要求するなどすでに片りんを見せている。きょうだい想いでもあり、兄の特殊な出生や妹の想いも理解し、次男として見守っている。星見一族にふさわしい実力は備えており天候を変えるなどは造作がない模様。 まつり 太一達のクラス担任である吉野先生に憑く若く美しいもののけ娘。吉野先生の幼少時、一緒に遊んでいた、その時に結婚の約束をした先生を陰ながら守り寄り添う(ついでにお見合いもことごとくつぶしまくった)。ある程度の霊力があるようで、先生の守護霊的な部分もある(太一曰く「般若を携帯してる」)。 桜の精 町の桜並木の1本に宿る精。太一をパシリとしてこき使うことがある。酒好き。 「きれいどころを集めてほしい」「ビールを浴びるように飲みたい」などおっさん臭い発言が多いが、外見は豪華な美人の女性で「男は呼ばなくても集まってくるから、女のきれいどころだけでいい」という選ばれた女性だけに許されたお言葉を豪語したこともある(ただし、中身は小町と同年輩で桜を満開させる力はもうない。)。 駅の横幽霊 小町の学生時代の先輩で、一時期噂になっていた女性の幽霊。御先祖警備隊三番隊隊長にして切り込み隊長。 恋人を探すために、駅で若い男性に「横向きで」時間を尋ねていたことからこの名がついた。恋人との再会後、ご先祖警備隊の存在を知ってから頻繁にこの世に戻ってくるようになった。
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