山手ループ線
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/02 02:50 UTC 版)
船35:船橋駅北口→新船橋駅→山手三丁目→森のシティ→船橋駅北口2012年4月16日:道路切替に伴い新船橋駅を経由しなくなる。 2012年12月15日:北本町一丁目停留所を森のシティに変更。同線のLED行先表示の経由に「森のシティ」の表示がなされている。 2022年3月19日:建鉄線(建鉄循環)を「山手ループ線」と改称し、同時に日本建鉄前停留所を新船橋駅に変更。 船橋駅北西にある船橋市山手地区の地域輸送を担う生活路線である。2022年(令和4年)3月までは沿線に工場が立地していた日本建鐵(現・三菱電機冷熱応用システム)に由来して建鉄線、ないしは建鉄循環と呼ばれていた。 日本建鐵は古くは三菱重工業の下請けで雷電を製造した軍需工場の流れを汲み、戦後は三菱電機の連結、後に完全子会社となって冷蔵ショーケース、洗濯機などを製造していたが、三菱電機の洗濯機事業撤退に伴い事業を縮小し、最終的に三菱電機冷熱システム製作所へ移管のため、2015年(平成27年)に会社解散・清算された。 詳細は「三菱電機#製造会社」および「雷電 (航空機)#概要」を参照 2012年、工場跡地にイオンモール船橋が開業。循環区間は旧日本建鐵や三菱電機などが所有していた敷地の外周に沿っている。また、循環部の主として外側にはいくつかの集合団地がある。途中にある「山手三丁目」停留所は、同名の停留所が京成トランジットバス本社営業所の海神線(西船21系統)にもあるが、両者はそれぞれ別の場所にある。船橋市統計書(1967年)によれば、現在の循環線の他に、前貝塚循環もあったとの記述があるが、具体的なルートは不明である。なお、この路線が平日と土休日で別ダイヤになったのは1993年2月16日と比較的遅く、特徴の一つとして挙げられる。 「京成トランジットバス#海神線」および「京成バス市川営業所#ファイターズタウン線」も参照 かなり以前の一時期、循環部が時間帯によって、時計回りと反時計回りに切り替えられていたが、今は時計回りのみである。 沿線は工業地域であったが、工場の移転や縮小が進み、跡地にはマンションやショッピングセンター、ホームセンターが進出を続けており、渋滞が日常化して、朝夕や週末の定時運行が難しくなっている。 沿線の集合住宅がなくなったまま有名無実だった停留所名も、2005年10月に変更され、消滅した(建鉄荘前、第一希望荘、第四希望荘)。同時に既に閉鎖していた旭硝子(現・AGC)船橋工場前にあった「旭ガラス前」停留所を北本町一丁目に変更した。第一希望荘は山手二丁目となったが、これも京成トランジットバス海神線の停留所とは別の場所である。東海神駅入口とあるように、東葉高速鉄道東海神駅からは離れていて見通すことは難しい。 かつて、東武アーバンパークライン新船橋駅の駅前に「新船橋駅前」停留所が存在していたが、循環部最後の停留所であるため、ここで乗車しても、東海神駅入口および船橋駅方面にしか行くことができなかった。その停留所も駅周辺の再開発によって駅前を回避するルートを採用したことによって2012年4月15日を最後に廃止された。しかし2022年3月の路線名変更にあたり、「日本建鉄前」停留所が「新船橋駅」に名称変更された。また北本町一丁目は市道の切り替えに伴って停留所の位置を複数回移動した後に2012年12月15日に開発地区の愛称である森のシティに名称変更された。 運賃は全区間初乗り運賃(IC175円、現金180円)で均一。
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