山の概要
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奥羽山脈の南端に位置する。朝日岳、茶臼岳、南月山、黒尾谷岳の各峰と構成する那須五岳の北端にある。活動時期は約30万年前(約36〜27万年前)。太平洋に流れる阿武隈川、那珂川の源流部にあたり、また、山頂から400mほど北のピークは日本の中央分水嶺となっており、日本海側に流れる阿賀川(大川)の支流の源流部になっている。 山頂の北西に爆裂火口底に水をたたえた、周囲約450mの鏡ヶ沼があり、クロサンショウウオ、モリアオガエルが生息している。 山頂からは、南に急峻な容姿の朝日岳、周囲とは雰囲気が違う噴煙をあげる茶臼岳、西に中央分水嶺で栃木県と福島県境の流石山、大倉山、三倉山、北に遠く飯豊山、磐梯山、吾妻山が見渡せる。 三本槍岳の一等三角点「三倉山」 山頂から北西にある爆裂火口湖「鏡ヶ沼」 山頂から西側の流石山、大倉山、三倉山方面 三本槍岳から紅葉の下郷町と雪の飯豊山
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山の概要
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/01/13 00:54 UTC 版)
神室山を主峰とする神室連峰は、黒森(1,057m)から、水晶森(1,097m)、前神室山(1,342m)、神室山(1,365m)、天狗森(1,302m)、小又山(1,366m)、火打岳(1,237m)、八森山(1,098m)、杢蔵山(1,026m)、大森山(591m)と、脊梁が30kmあまりも続く山脈であり別名「東北のミニアルプス」と呼ばれている。全山栗駒国定公園に指定されている。 神室山は、古来から山岳信仰の山として知られ、修験の山として鳥海山と並び称される存在であった。伝説によれば、坂上田村麻呂が東征のおりに開山したと伝えられている。鳥海山との結びつきが強く、祭神も同じ大物忌神である。また、神室山は水や農業の神として敬われ、人々は山に登っては五穀豊穣を祈っていた。山頂には「神室権現」、「雷神」、「太田神」、「水神」といった石碑が残されており、山中の窪地を田んぼに見立て、米などを撒いて五穀豊穣を祈った「御田」の跡と推定される場所が何箇所か残っている。また、「神室山の天狗」など多くの伝承が言い伝えられている。神室山麓の各集落には、それぞれに神室山の参詣者を迎えた宿坊の跡とされる場所が残されている。例えば、金山町の山崎藁坊はその一つである。また、金山町内に残る寺は、神室山の山岳修験にちなんでいる。神室山の修験道自体は、僧坊に女を囲うなど、破戒行為が著しいことを理由に禁止され、廃れて行ったが、近隣の住民の信仰の対象とされ続けている。 他の山脈に比べて特別標高が高いわけではないが、積雪の多さから比較的低標高に高山植物が群生しており、登山道も比較的整備されているため、人気のある登山コースとなっている。
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