大物忌神とは? わかりやすく解説

大物忌神

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/01/14 08:53 UTC 版)

鳥海山

大物忌神(おおものいみのかみ)は、山形県鳥海山に宿るとされるである。鳥海山頂の鳥海山大物忌神社をはじめ、東北地方各地に大物忌神を祀る神社がある。

概要

鳥海山は古代のヤマト王権の支配圏の北辺にあることから、大物忌神は国家を守る神とされ、また、穢れを清める神ともされた。鳥海山は火山であり、鳥海山の噴火は大物忌神の怒りであると考えられ、噴火のたびにより高い神階が授けられた。

大物忌神は、倉稲魂命豊受大神・大忌神・広瀬神などと同神とされる。鳥海山大物忌神社の社伝では神宮外宮の豊受大神と同神としている。

鳥海月山両所宮では鳥海山の神として倉稲魂命を祀っている。

手長足長の悪事を見かね霊鳥である三本足のを遣わせ、手長足長が現れるときには「有や」現れないときには「無や」と鳴かせて人々に知らせるようにした。山のふもとの三崎峠が「有耶無耶の関」と呼ばれるのはこれが由来とされる[1]

脚注

  1. ^ 三崎公園・有耶無耶の関”. 遊佐町. 遊佐町産業振興課. 2011年8月10日時点のオリジナルよりアーカイブ。2009年1月31日閲覧。

関連項目





固有名詞の分類


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「大物忌神」の関連用語

大物忌神のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



大物忌神のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの大物忌神 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS