小説・SF関連とは? わかりやすく解説

小説・SF関連

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/09 14:38 UTC 版)

山本弘 (作家)」の記事における「小説・SF関連」の解説

アマチュア時代筒井康隆主宰SFファングループ「ネオ・ヌル」に参加1976年からSF同人誌NULL』にて短編小説発表するまた、やはりSF同人誌星群』にも参加。のちに改稿され商業誌発表された「シュレディンガーのチョコパフェ」は、最初星群』のオリジナル・アンソロジーに発表されたものである同作により、1986年SFファンジン大賞創作部門受賞1978年第1回奇想天外SF新人賞佳作受賞したスタンピード!」でデビュー。このとき同時に佳作受賞した作家新井素子がいる。処女長編1988年出版『ラプラスの魔』角川文庫より刊行)。 安田均ブレイン役として、水野良らとSFゲームサークルシンタックスエラー」を結成。のちにゲームデザイナー集団グループSNE発展するグループSNEでは、SFファンタジー小説を手がけ、現在はグループSNE社友1990年代著作大半ライトノベル長短編で『ソード・ワールドシリーズ富士見ファンタジア文庫)および『妖魔夜行』・『百鬼夜翔シリーズ角川スニーカー文庫)の主要著者グループ一人である。ソード・ワールドにおいては西部諸国、『妖魔夜行シリーズでは世界観基本設定担当し森崎摩耶、穂月湧を主人公としたシリーズ執筆している。また浜本弘として自作チョイ役出演している。このことは後日コンプRPG読者にシナリオネタにされている(『生みの親死守せよ!』という作品が同雑誌妖魔夜行コーナー投稿作品として紹介されている)。 ライトノベルSF分野では『時の果てフェブラリー』などの作品があり、この分においては野尻抱介とともにハードSF志向が強い作家ひとりである。「SFの本質はバカ(バカバカしさ&真剣さ)である」というスタンス表明しており、現実にはありえない発想科学考証加えるというセンス・オブ・ワンダー重視している。 ライトノベル分野以外では、2003年以降SF作品精力的に発表し正統派SF作家として評価急速に高めた2004年長編『神は沈黙せず』は第25回日本SF大賞候補作に、2005年短編メデューサ呪文」はSFマガジン読者賞選ばれた。2006年連作短編集アイの物語』は第28回吉川英治文学新人賞候補になり、英語版刊行されている。2007年連作長編MM9』は第29回日本SF大賞候補になり、さらに『SFが読みたい!』のベストSF国内篇の第2位となるなどした。同作も『アイの物語』に続いてハイカソルより英語版刊行された。2011年『去年はいい年になるだろう』第42回星雲賞日本長編部門小説)を受賞。 「主人公世界本当の姿を知らない」「現実見た目どおりではない」というスタンス作品を示す「パラノイアSF」という概念をたびたび提唱している。

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