実際の通信速度
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「ブロードバンドインターネット接続」の記事における「実際の通信速度」の解説
「:en:List of countries by Internet connection speeds」も参照 民生用ブロードバンド回線は帯域保証のされないベストエフォート(最善努力)となっており、途中で回線が共有されているため、様々なボトルネックが存在している。2021年時点で30%前後のユーザーがインターネットの実効速度の問題を経験しており、その実効速度の問題は映像配信だけでなくWeb会議にも影響を及ぼしている。 FCCは下り100Mbpsをブロードバンドと、日本は下り30Mbpsを超高速ブロードバンドと定義しているが、実際にオンデマンド動画配信で4K動画を視聴するのに推奨される通信速度は以下となっている: オンデマンド動画配信サービスYouTubeNetflixHuluU-NEXT4K動画の推奨接続速度 (Mbps)20 25 16 15 そのため同世帯の二人以上が各々で4K動画を視聴する場合、30Mbpsでは不足する状態となる(2020年現在の日本の世帯平均人数は2.27人)。また光ディスクのUltra HD Blu-rayでは82Mbps以上の映像が可能となっており、2022年現在のネット配信動画はそれよりも低いビットレートが主流となっている。 また4K解像度のライブ動画配信に必要な通信速度は以下となっている: ライブ動画配信サービスYouTube LiveAWS Elemental MediaLive4K 30fps動画の推奨ビットレート (Mbps)13〜34 4K 60fps動画の推奨ビットレート (Mbps)20〜51 25以上 ライブ動画配信は一般的な映画(24fps)に比べてフレームレートが高く、またリアルタイムエンコードの必要性から高い処理量を使った高度な圧縮が難しく、また動画全体を見てのビットレートの再配分(マルチパスエンコード)も不可能なため、所要ビットレートが増大する傾向にある。
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実際の通信速度
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/14 05:10 UTC 版)
ベストエフォート型では通信設備や回線が顧客間で共有されているため、回線利用の混雑を理由に通信品質は低下する。また回線事業提供者の根幹の設備である「バックボーン」が要求されるデータ量に足して不足すると速度低下は起こる。 2018年には10Gbpsの光回線サービスの提供が開始されている。スマートフォンでは2017年に、NTTドコモが788Mbpsのサービスを開始している。 しかし、こうしたベストエフォート型回線サービスの最大速度の表示はあくまでもその通信規格における理論上の最高速度であり、利用者の競合がなく1人のみが使用し、信号減衰がないといった環境は実際には望めない。 記者が個人的に実測した一例 最大10Gbps - 実効速度ダウンロード 2200.95Mbps、アップロード 5063.96Mbps。 最大1Gbps - 実効速度ダウンロード 618.32Mbps、アップロード 986.12Mbps。 またこうしたスピードテストの結果よりも、実際にデータを提供しているウェブサイトからのダウンロード速度は遅くなることがある(この場合、特定のウェブサイトの読み込みが遅い)。 NTTドコモによるガイドラインに従った表記 最大788Mbps - 実効速度は97Mbps-162Mbps。
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