実際の運用状況
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/01/15 06:15 UTC 版)
厳密な翻字は文字を精密に記述する場合以外では不要である。日常的な場面において、ある文字による表記を別の文字による表記で代用しなければならないような場合(例えば日本語のIMEがインストールされていないコンピューターを使って日本語でチャットするような場合や、外国人観光客用に駅名をラテン文字で書くような場合)、既存の文字表記体系(正書法)は多かれ少なかれ不合理的な部分を持っているので、既存の表記を厳密に翻字するよりはその文字で表記するときに用いる新しい正書法を作ってしまったほうが手っ取り早い。日本語の例を挙げると、「はちおうじ」の「おう」も「おおさか」の「おお」も音韻としては同一の /oː/ であるため、いくつかあるローマ字表記法ではこの二つを区別せず、ō, ô などと統一して表記する。
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