宗冬一派
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柳生宗冬:丹波哲郎(特別出演 第1シリーズ第1話・第2話・最終話、第3シリーズ第1話、各シリーズSP) 大目付(史実では、書院番)、もしくは飛騨守(史実と同じ官位)。長七郎の剣術の師匠をしたほどの剣豪(史実の宗冬も剣豪だった)。表向きは徳川家安泰の為と言いながら内心は柳生一門の勢力を江戸城内で磐石に固める事を目論む。SPでは藩の取り潰しや由井正雪への間接的な援助、もしくはその回の事件に乗じて長七郎の暗殺を狙うなど様々な陰謀を企む。その一方では兵庫の足抜けを許したり、草の者を協力させたり(SP「母は敵か?!正雪の陰謀」)、雪姫と思しき娘を町人の娘として扱い刺客を追い払う(SP「風雲! 旗本奴と町奴」)など懐の広い一面も見せている。さらに第3シリーズ第1話では、江戸を離れていた長七郎を敵でありながらも江戸に戻るよう依頼するなど、清濁併せ呑む信条がゆえに腹の底が読めず、食えない人物。 沢木兵庫(そば屋の六):三田明(第1シリーズ第1話~第45話、第47話~第67話、第69話~「ふたり長七郎・京の舞い」) 宗冬配下の忍び。通称「そば屋の六さん」。当初は長七郎の監視役として、気づかれないように屋台のそば屋を装っていた(とはいえ、長七郎は見破っていた)が、さりげなく必要な情報を教えたり、目立たない程度に援護をしたりしていた。初期は、武士風体で宗冬に結果を報告したり、黒の忍び装束で長七郎らに手を貸していた。自慢の二八そばの味は絶品らしく長七郎たちは常連でよく食べている。第1シリーズ第19話で使命に疑問を持ち、宗冬を裏切って抜け忍となった後は長七郎の忠臣となり、情報収集や場合によって殺陣に加わる。「ふたり長七郎・京の舞」で柳生宗冬に斬られながらも、長七郎に敵の真の狙いを告げて力尽きる。 あかね:佳那晃子(第35、37、39、43、44、47、52、59、61、64~67、75、77、79~81、85、94、95、97、115、118話) 兵庫に代わって長七郎の監視役となった宗冬配下のくノ一。普段は髪結い屋に扮し、夢楽堂に出入りしている。兵庫同様、自分の使命に対して次第に疑問を持ち始めていき、必要な情報を教えて協力するようになる。匕首や鎖分銅を常に携帯しており、黒の忍者装束で活動する。最終話で兵庫同様、抜け忍となって長七郎に別れを告げ、何処かへと姿を消した。 お銀:高木美保(「ふたり長七郎・京の舞い」~「最後の挑戦・さらば長七郎」) 宗冬配下の忍び。通称「鍼師お銀」。鍼師の腕は確かで、腰痛持ちの宅兵衛にとっては大事な存在。鉄舟と同様、恵比寿長屋で開業している。兵庫同様、長七郎の監視役だったが、「長七郎、大奥まかり通る」で約1年の監視を経て、自分の使命に疑問を持ち、宗冬に談判した後に仲間の小弥太を倒して宗冬を裏切るが…。 文蔵:西沢利明(第19、35、44、SP-3) 宗冬配下の忍び衆の小頭。幕府の為にならぬ旗本大名らを取り潰す工作を行う。
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