あん‐ろくざん【安禄山】
安禄山
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/09/23 14:43 UTC 版)
安 禄山(あん ろくざん)は、唐代の軍人、大燕国皇帝。本姓は康で、康国(サマルカンド)出身のソグド人と突厥系の混血。「禄山」はソグド語の「ロクシャン(roxš(a)n、明るい・光の意味)」の音訳[注釈 1]。唐の玄宗に対し安禄山の乱(安史の乱)を起こし、大燕皇帝に即位したが、最後は次男の安慶緒に殺害された。
注釈
- ^ 「安禄山」は「アレクサンドロス」「アレクサンダー」の音訳説があるが、現代では否定されている。
- ^ 『安禄山事迹』によると、「九蕃語」に通じていたという。
- ^ 羊泥棒を行い、捕えられて殺されそうになった時に反論したことがきっかけとされる。
- ^ この背景として、宰相の李林甫が、節度使出身のものが中央に帰ってから、宰相に任じられ、政敵となることを嫌がり、玄宗に蕃人を用いたことを進言していたためとされる。
- ^ 奚と契丹は、それぞれの王に唐の公主を嫁いでいたが、この時に二人の公主は殺されている。
- ^ 唐の高官に就任していた安禄山が皇太子を知らないとは考えられず、素朴さと忠誠をアピールする行為と言われる。
出典
- ^ 編集者・関眞興『図説世界史なるほど辞典』2001年、83頁。
- ^ “安禄山 中国皇帝を名乗ったソグド人 東大名誉教授・本村凌二”. 産経ニュース (2013年9月5日). 2020年7月2日閲覧。
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