胡旋舞とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 百科事典 > 胡旋舞の意味・解説 

胡旋舞

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/10 09:19 UTC 版)

ナビゲーションに移動 検索に移動
敦煌莫高窟の第112窟の壁画『反弾琵琶 伎楽天』

胡旋舞(こせんぶ)は、代頃に中国に伝わった、サマルカンド地方に住むソグド人舞踊。唐で流行し、ソグド人ばかりでなく、多くの人々によって好まれた。安禄山楊貴妃もこの舞踊の名手であったことで知られる。他に、ソグド地方から伝わった踊りとして、胡騰舞(ことうぶ)、柘技舞(しゃしぶ)などがある。

概要

開元年間初期に、ソグド人の諸国から、「胡旋」を舞う女性が唐に献上されてきたことを伝える文献が存在する。主に女性によって舞われた。西域から伝わった音楽の管弦や太鼓の音に従い、軽い布をつけ、急速な速度で旋回する踊りであったことが、当時の記録やこれを題材にした詩を根拠に確認できる。また、小さい絨毯の上で踊り、そこから一歩も足を離すことはなかったと伝えられる。

胡騰舞

タシケント地方辺りを発祥とすると伝えられる。絨毯の上で、高く飛び上がり舞う、アクロバットな踊りであった。「胡児」によって踊られたという記述があるため、女性ではなく、男性の踊りだった説もある。

柘技舞

タシケント地方辺りを発祥とすると伝えられる。色鮮やかな服装をし、胡帽(ソグド人風の帽子)をかぶった二人の童女によって、舞われた。蓮の花を演出につかった華やかな舞であり、帽子につけた鈴が踊りとともに音色を出し、音楽と調和したと伝えられる。

参考文献

関連項目




英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「胡旋舞」の関連用語

胡旋舞のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



胡旋舞のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの胡旋舞 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS