安全性と威力とは? わかりやすく解説

安全性と威力

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/25 10:09 UTC 版)

竹刀」の記事における「安全性と威力」の解説

竹刀武器ではなく安全性高めた稽古用具であるが、防具の上から打たれても打ち身脳震盪などが起こることもある。突き技は特に危険であることから、小中学生試合では禁止されている。また、竹刀ささくれひび割れ発生する手入れ点検不十分な竹刀は、稽古中に裂けて顔面に刺さるなどして、最悪場合死亡事故に至る。 歴史上では次のような逸話がある。 事実かは疑わしい記述ではあるが、江戸時代初期軍学書『甲陽軍鑑』には、前原筑前という武術の達人(当著に「古今未曾有の手練なり」と評される小幡虎盛家臣)が、約400メートル離れた場所においた兜に走って行き竹刀打ち砕き、「実に不測ふしぎの術にてぞありける」と記されるまた、紙縒を唾で鴨居貼り付け、それを竹刀でいくつにも切って落とした記述される竹刀形式統一されていない時代ゆえ、どのような竹刀用いたかは記されておらず、伝説の域を脱しない(兜や竹刀仕掛けがあるとも考えられる)が、創作としても、竹刀鉄兜砕いた記述される希な人物である。 江戸時代後期剣客大石進長沼無双右衛門試合で、大石突き長沼の面金を破り眼球飛び出す重傷負ったという。ただし当時の面金は個人自作していたため、現代の科学技術作られた面金とは強度異なる。 江戸時代末期幕末)の剣客上田馬之助竹製の胴を竹刀折り四分板突き割った記述される上田廻国修業中、日向で天自然流の吉田某と立ち合うことになったが、吉田流儀は面・籠手だけで胴をつけていなかった。胴の着用について押し問答続いたが、上田立木巻き付けた竹胴を折り、さらに四分板突き割ると、吉田しおしおと胴をつけた。 明治時代榊原鍵吉道場は「薪割り剣術」、「面金が曲がる」といわれ、強烈な打ち込み気絶する者もいた。榊原入門した山田次朗吉打ち込み耐えるため、頭を打ち付けて鍛錬し、前頭部が甲羅のように硬く盛り上がった明治時代17歳高野佐三郎岡田定五郎との試合で喉を突かれ、袴まで血に染め昏倒した。晩年も傷が残ったという。 明治時代末期、元新選組隊員斎藤一吊るした空き缶竹刀貫通させたとされる

※この「安全性と威力」の解説は、「竹刀」の解説の一部です。
「安全性と威力」を含む「竹刀」の記事については、「竹刀」の概要を参照ください。

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