学校教育における用語の登場とは? わかりやすく解説

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学校教育における用語の登場

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/05 07:54 UTC 版)

世界の一体化」の記事における「学校教育における用語の登場」の解説

1998年平成10年7月教育課程審議会答申では高等学校地理歴史科世界史A」の改善事項として、次のように指摘されている。 近現代中心に、諸文明特質世界の一体化過程地理的条件我が国歴史の展開との関連留意しながら理解し現代諸課題歴史的な観点から追究することを一層重視するこのような指摘をうけて、1999年平成11年3月29日、「世界史A」の新し高等学校学習指導要領告示された。。以下に3つの単元それぞれの単元目標を示す(中項目以下の内容については省略する)。 諸地域世界交流圏風土民族宗教などに着目させながら,ユーラシア中心に形成され諸地域世界特質把握させる。また,諸地域相互交流触れ世界の一体化につながる交流圏成立気付かせる一体化する世界16世紀以降世界商業進展産業革命後資本主義確立中心に世界の一体化過程理解させるその際ヨーロッパ動向日本などアジア諸国の対応に着目させる。 現代世界日本地球規模一体化した現代世界特質と展開過程理解させ,人類課題について考察させる。その際世界の動向日本とのかかわり着目させる。 この改正によって初めて「世界の一体化」の用語が登場しており、そればかりではなく世界史A」は世界の一体化観点基軸とする科目として再構成されたといってよい改訂内容となっている。なお、同指導要領は、平成14年5月15年4月15年12月それぞれ一部改正なされている。 「世界史B」では、「諸地域世界結合」「世界支配従属関係を伴う一体化」の観点からの内容盛りこまれた。それを受けて、現在、高等学校世界史教科書では各社とも世界の一体化観点重視しており、特に世界史Aでは重要語句として扱っていて、世界史Bでも重要語句として載せている教科書がある。世界史A教科書の執筆たずさわった近藤和彦東京大学)の「グローバル化世界史」では、世界史教科書組み立て歴史書き直しに関する感想グローバリズム時代世界史まつわる所論展望展開している。 大学教育においても世界の一体化観点近年きわめて重視されており、講義シラバスなどに当該用語を用いる例が増えている。田中ひかる大阪教育大学)の講義シラバス近代世界システム歴史と現在」などが該当する。なお、学術的論文においても中澤勝三(弘前大学)の論文近代世界システム論の射程重商主義位置づけめぐって ―」のように、世界の一体化用例一般的なものになりつつある。

※この「学校教育における用語の登場」の解説は、「世界の一体化」の解説の一部です。
「学校教育における用語の登場」を含む「世界の一体化」の記事については、「世界の一体化」の概要を参照ください。

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