学校教育における「書写」
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/03/12 06:37 UTC 版)
学校教育において、小学校、中学校、中等教育学校の前期課程などで、国語の言語事項(授業の一部)として行われる。人間の言語文化は主に言葉と文字によって形成されているが、文字がなければ新しい言葉を作る造語能力も無く(文化創造力の欠如)、特に東洋の漢字文化においては、言葉が漢字と密接に関係していることから、義務教育である小・中学校では国語の言語事項に位置づけられている[要出典]。 戦後、修身教育と同様、柔道・剣道・華道など“道”の付くものは国粋主義の象徴であると排除され、硬筆の習字のみが認められていたが、1951年に地方からの強い要望から、毛筆の習字も国語の一部として学習指導要領に盛り込まれた。1971年に「書写」は小学校での必修科目となった。 書写を習字(しゅうじ、「てならい」とも読む)ということがあるが、これは終戦直後までは「習字」が正式な呼び方の時期であったことの名残りであり、正確な呼び方ではない[要出典]。 なお、高等学校や中等教育学校の後期課程では「書写」ではなく、芸術科に設けられている科目「書道」(書道1、書道2、書道3)に対応する形になっている。書写が文字の教育(リテラシーの一種)であるのに対し、書道は芸術教育であり、両者は目的が全く異なる。そのため、一部には両者の関連性の欠如が問題として指摘されている[誰?]。
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