学校教育と職業指導とは? わかりやすく解説

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学校教育と職業指導

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/10 20:41 UTC 版)

職業指導」の記事における「学校教育と職業指導」の解説

職業指導要は学校であることから、1922年ごろから各学校での就職指導始まり、その指導員養成重視され1924年には東京高等師範学校において、日本初職業指導講義始まった1926年11月文部省訓令第20号児童生徒個性尊重職業指導に関スル件」および次官通牒発令され学校での職業指導における指針内容明示された。これに基づいて学校向けて児童生徒適性考えた職業指導啓蒙なされた。しかし、第二次世界大戦近づくにつれ、戦争のための労務計画に基づく強制的な労働人材振り分けなされるようになり、いわゆる滅私奉公に向かうことになった1943年国民学校で「職業指導科」が設立されたものの、もはやそのころには戦況悪化により授業どころではなくなっていた。 第二次世界大戦後1948年、「職業科」が発足し職業指導が行われ始めたが、1949年5月には「職業家庭科」とする通達文部省よりなされた1951年学習指導要領改訂により、職業家庭科での職業指導役割は、特別教育活動(後の特別活動)に徐々に移っていった。1953年には各学校職業指導主事を置くことができるようになったが、ここで財政的な事情により、職業指導教員免許がなくても教員免許有するものであれば誰でも職業指導主事任命できるものとされ、さらに1958年学習指導要領改訂で、中学校で、職業家庭科が「技術・家庭科」とされ、職業科は消滅職業指導進路指導と名を変えて全教員によって実施されるものとされ、教育職員免許法上、職業指導免許はあるが、特にその免許をもっていることを要求する教員採用数が激減することになった。そしてこのことが後に、特に中学校、また高等学校(主に普通科)での、深刻な職業指導素人化を招くことになった2017年11月教育職員免許法改正において、小・中・高等学校教員免許取得要件に「進路指導およびキャリア教育理論及び方法」が追加され全教員に進路指導専門知識持たせることが義務付けられ全ての小・中・高等学校学校職業に関する専門知識持った教員供給がようやく開始されることになった

※この「学校教育と職業指導」の解説は、「職業指導」の解説の一部です。
「学校教育と職業指導」を含む「職業指導」の記事については、「職業指導」の概要を参照ください。

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