大神大付属高校
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/23 06:54 UTC 版)
四条 雄一郎 (しじょう ゆういちろう) 大神大付属高校の王にして、王国の使役者。最強の式神使いで、相互不干渉のルールを提示し、実力で守らせている人物でもある。しかしその実態は杳として知れず、定時制の生徒のためか、おなじ大神付属の生徒でも彼の実像を知るものはほとんどいない。かつてルールを破った社美を殺しており、深綾から恨まれているが、放っておいても社美は死ぬ寸前で、「楽に死なせてやった」と言っている。彼の性格からすると、案外本音かとも思われる。 彼の巫護である美緒が死亡し、その統制が外れたことが、IIIでの事件の発端となっている。頭の回転は由希らに引けをとらない。砌曰く「変わった男」「奇妙な魅力を持っている」。また、砌は那依や深綾は嫌われそうだが、由希とはウマが合うかもしれないとも推測している。 正体に関しては「伊調 修次郎」の項目を参照。美緒とそのお腹にいたこどもを殺害した尚を殺すため、隠密行動をしていた。美緒に代わる巫護(由希のこと)がいなければ王国が使えないためである。IIIの終盤、由希と一時的な契約を結び、砌たちとの協力で尚を倒している。 棚原 美緒 (たなはら みお) 四条の巫護。何者かによって腹部を刺されて死亡する。四条の子どもを身ごもっていたと噂されていた。その噂は事実で、四条との間に子を成すはずであったが、そのこどもに義兄と姉の愛情を奪われると恐怖した尚によってこどもとともに殺されてしまう。 彼女の死がIIIの事件の要因である。 上原 琉乃亜 (かんばら るのあ) 2年生で、モデル科に所属する。「冥王」の式神使い。プライドが高く、美緒が殺されたことをきっかけに四条に対して反乱を起こす。その死者を操る能力を駆使して由希・穂邑を追い詰めるものの、脱出されてしまう。彼女の能力は暗殺専門のようなところがあるため、武沼に対しては立場が悪かった。尚を人質にしてあくまでも四条を追い詰めようとする。 「屈折した愛情」を抱いていた俊晶を殺されたことで能力を暴走させるが、人工式神と化した尚にはかなわず、式神を食われて敗北した。 榛名 俊晶 (はるな としあき) 2年生。琉乃亜の巫護。琉乃亜の幼馴染である気弱な少年で、彼女の命令には絶対服従していた。何度か琉乃亜たちが四条と争うのを止めようとし、敗北のあとも「一緒に逃げよう」と彼女のことを気遣っていた。最後まで琉乃亜と行動をともにし、「貪欲と虚無」の式神に殺害されるという哀れな最期を遂げた。 武沼 劉太 (たけぬま りゅうた) 2年生でボクシング部所属。「神狼」の式神使い。琉乃亜とともに四条に対して反乱を起こし、強力な戦闘能力で深綾、穂邑等を追い詰めたものの、最後は穂邑によって敗北。四条によれば何年か口もきけないほどのダメージを受けた模様。 黒木 (くろき) 武沼の巫護。黒木とともに反乱に加わるが、彼とともに敗れている。 棚原 尚 (たなはら なお) 美緒とは父の違う弟で、彼の母親が四条の父親と再婚したので、四条にとっても義理の弟。琉乃亜・黒木の反乱に際して深綾たちに救いを求める。その後、琉乃亜にとらえられ、四条への人質として利用されることになる。 尚は半年前に既に死亡しており、Fによって不老不死の実験体とされた人造式神。しかし、不完全な式神は暴走、尚の「放棄」が決定されるが、Fの研究所を破壊して逃走した。四条は自分を唯一倒せる王国を恐れたためと推測していた。四条に姉殺しを突き付けられ再び暴走、琉乃亜・俊晶を一蹴するが、最後は四条や砌によって倒された。 伊調 修次郎(いちょう しゅうじろう) 2年生。児童心理学研究会の会長で、その関係で病院にい合わせたところを琉乃亜の式神に襲われ、由希・穂邑とともに逃げ惑うことになる。 正体は王国の四条雄一郎。伊調修次郎の名前は本名のアナグラムで、この名前で夜間の定時制にかよっていたことが彼の正体がほかの式神使いに知られずにいた要因となっていた。由希に偽名の程度が低いことを指摘されているが、四条によればこの偽名を与えたのは「Fの連中」であり、彼自身も苦笑していた。
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大神大付属高校
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IIIの主な舞台。四条らが通う学校である。確認されているだけでも16組の式神使いが在籍しており、他校を圧倒している。にもかかわらず大きな問題もなく機能していたのは、ひとえに王国という圧倒的な王の存在のためである。
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