大瀧詠一 (アルバム)とは? わかりやすく解説

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大瀧詠一 (アルバム)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/06/15 11:25 UTC 版)

大瀧詠一』(おおたきえいいち)は、1972年11月25日 (1972-11-25)に発売された大滝詠一通算1作目のスタジオ・アルバム


注釈

  1. ^ はっぴいえんど風街ろまん』 1971年11月20日 (1971-11-20)発売 URC LP:URG-4009
  2. ^ はっぴいえんど「12月の雨の日/はいからはくち」 1971年4月1日 (1971-04-01)発売 KING 7":BS-1366
  3. ^ 当時を振り返って三浦光紀は「大瀧さんにソロをやらないかと声をかけたのは、はっぴいえんどが『風街ろまん』を録っている最中でしたね。レコーディングが終わったらすぐに制作に入りました。その頃すでにはっぴいえんどが解散するんじゃないかというのは、漠然と思っていたんです。ただ当然、彼らは各々がソロでもやっていける人たちだと思っていました。当時のはっぴいえんどは、求道者的でストイックなバンドだったんですね。日本語のロック論争なんかがあって、そうせざるを得ない部分もあった。だから、あまりノリの軽いものはできなかったんです。そういう意味では、アメリカン・ポップスから日本の歌謡曲まで造詣が深かった大瀧さんは、バンドとはまったく違うアプローチができて、ポップスという意味ではとても質の高いものが作れると思ったので、ますは大瀧さん、次が細野さん、その次がさんという感じで、僕の中では順番を決めていたんですよ」[3]と、コメントしている。
  4. ^ a b A LONG VACATION』 1981年3月21日 (1981-03-21)発売 NIAGARACBS/SONY LP:27AH1234, CT:27KH959
  5. ^ 1981年のアルバム『A LONG VACATION[注釈 4]も当初は、シングル盤6枚+絵本という構想だった[2]
  6. ^ 恋の汽車ポッポ」 1971年12月10日 (1971-12-10)発売 KING 7":BS-1465
  7. ^ はっぴいえんど「花いちもんめ/夏なんです」 1971年12月10日 (1971-12-10)発売 KING 7":BS-1467
  8. ^ 「空飛ぶくじら」 1972年5月25日 (1972-05-25)発売 Bellwood ⁄ KING 7":OF-3
  9. ^ ELVIS PRESLEYELVIS PRESLEY』 Released in March 23, 1956 on RCA Victor LP:LPM 1254
  10. ^ a b 幸せな結末」 1997年11月12日 (1997-11-12)発売 NIAGARA / Sony Records SCD:SRDL 4500
  11. ^ はっぴいえんど『HAPPY END』 1973年2月25日 (1973-02-25)発売 Bellwood ⁄ KING LP:OFL-8
  12. ^ HARRY NILSSONHARRY』 Released in August, 1969 on RCA Victor LP: SF8046
  13. ^ NIAGARA MOON』 1975年5月30日 (1975-05-30)発売 NIAGARAELEC LP:NAL-0002
  14. ^ この写真の後日談を、後に大滝はインタビューで「あれの元になった写真を改めて見てみたら、裏に撮影した日付が書いてあった。母親が書いてた。“四才 昭和廿六年 三月廿一日”って」『ロンバケ』[注釈 4]の発売日はこの写真の30周年記念だったの。その起点となる写真をファースト・アルバムの中袋に載せてたんだ。持っているのはハーモニカなんだよね。誕生日プレゼントっていうことで。あれをファーストの中ジャケにしたのはニルソンが『ハリー[注釈 12]のアルバム・ジャケットで子供時代の写真を使ってたからってだけ。他にも子供の頃の写真はあるけど、なぜかあれがいいなと思って選んだんだが。初めてアルバムからはがして裏を見て唖然とした。ファーストを作った70年代には当然、3・21が記念日になるなんていう前提がなかったんだもの。母親はよく写真の後ろに日付なんかを書いているんだよ。この時から日付を大事にするっていうようなことを、写真の裏で言われていたってことなのかね。あの写真を中心にして『ナイアガラ・ムーン[注釈 13]のジャケ裏の写真も撮られているわけだし。なにか非常にナイアガラ的なものを象徴している事象のように思えたんだよね」[5]と答えている。
  15. ^ 1974年4月3日 (1974-04-03)・24日、ニッポン放送1スタジオ
  16. ^ Best Always』 2014年12月3日 (2014-12-03)発売 NIAGARA / Sony Music Labels Inc. 3CD:SRCL 8010-2【初回限定盤】, 2CD:SRCL 8013-4【通常盤】
  17. ^ 「ベルウッド発足記念コンサート」(1972年3月19日 (1972-03-19)池袋西武百貨店前特設ステージ 共演:六文銭高田渡あがた森魚岩井宏中川五郎山平和彦友部正人、シティライツ、我夢土下座、他)
  18. ^ NIAGARA CALENDAR』 1977年12月25日 (1977-12-25)発売 NIAGARA / COLUMBIA LP:LX-7032-E
  19. ^ DEBUT』 1978年8月25日 (1978-08-25)発売 NIAGARA ⁄ COLUMBIA LP:LX-7046-E
  20. ^ 細野晴臣HOSONO HOUSE』 1973年5月25日 (1973-05-25)発売 Bellwood ⁄ KING LP:OFL-10
  21. ^ 柳田ヒロ『HIRO』 1972年11月25日 (1972-11-25)発売 URC LP:URG-4017
  22. ^ やさしく愛して」(Love Me Tender)〜「冷たい女」(Hard Headed Woman)〜「本命はおまえだ」(Stuck on You)〜「今夜はひとりかい?」(Are You Lonesome Tonight?)〜「胸がもえたぜ」(Fever)〜「冷たくしないで」(Don't Be Cruel)〜「僕の天使よ」(Angel)〜「君の気持を教えてね」(Make Me Know It)〜「どっちみち俺のもの」(Any Way You Want Me (That's How I Will Be))〜「いかすぜ、この恋」(It Feels So Right)〜「マリーは恋人」((Marie's the Name) His Latest Flame)〜「忘れ得ぬ人」(That's Someone You Never Forget)〜「あなたを離さない」(I'll Never Let You Go (Little Darlin'))〜「恋にしびれて」(All Shook Up)〜「好きにならずにいられない」(Can't Help Falling in Love)〜「内気な打ち明け」(Just Tell Her Jim Said Hello)〜「チャンス到来」(Doncha' Think It's Time)〜「望みがかなった」(My Wish Came True)〜「恋の大穴」(A Big Hunk o' Love)〜「思い出の指環」(Wear My Ring Around Your Neck)〜「僕は君のもの」(I'm Yours)〜「キッスにしびれた」(Such a Night)〜「恋は激しく」(When It Rains, It Really Pours)〜「君と僕はいつまでも」(Finders Keepers, Losers Weepers)〜「似合いのカップル(A Boy Like Me, A Girl Like You)〜「気楽にいこうぜ」(Easy Come, Easy Go)〜「口笛吹いて」(A Whistling Tune)〜「ポケットが虹でいっぱい」(Pocketful of Rainbows)〜「アイ・ガット・スタング」(I Got Stung)〜「アイ・ガッタ・ノウ」(I Gotta Know)〜「ベイビー・アイ・ドント・ケア」((You're So Square) Baby I Don't Care)〜「ハッピー・エンディング」(Happy Ending)
  23. ^ MOBY GRAPEWow』 Released in April 3, 1968 on Columbia LP:CS 9613
  24. ^ LET'S ONDO AGAIN』 1978年11月25日 (1978-11-25)発売 NIAGARA ⁄ COLUMBIA LP:LX-7054-E
  25. ^ 西田敏行『風に抱かれて』 1980年6月1日 (1980-06-01)発売 CBS/SONY LP:27AH 979

出典

  1. ^ 湯浅学「1970〜1972」『大滝詠一 Talks About Niagara Complete Edition』第33巻第7号、株式会社ミュージック・マガジン、2014年4月1日、6-11頁、全国書誌番号:00039156“はっぴいえんどの初シングル” 
  2. ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q 大瀧詠一 (1995年). 大瀧詠一『大瀧詠一』のアルバム・ノーツ [12cmCD]. Yoo-Loo / Oo Records (OOCO 1).
  3. ^ 高塚浩一 (2012年). "大瀧詠一『大瀧詠一』について 三浦光紀(談)" [12cmCD]. 大瀧詠一 『大瀧詠一』のアルバム・ノーツ KING (KICS-91801).
  4. ^ 『HAPPY II SNAPSHOT DIARY:Tokyo 1970-1973』株式会社ブルース・インターアクションズ、2002年12月10日、206-212頁。ISBN 4860200543。"“Dialogue between Yukimasa Okumura and Mike Nogami 奥村靫正×野上眞宏”"。 
  5. ^ 萩原健太「ナイアガラ・ソングブック」『大滝詠一 Talks About Niagara Complete Edition』第33巻第7号、株式会社ミュージック・マガジン、2014年4月1日、324-337頁、全国書誌番号:00039156“後日談がようやくここで結実” 
  6. ^ 篠原章「あがた森魚インタビュー〜大滝さんはアメリカン・ポップスのエッセンスを柔らかく掬いとってぼくらにプレゼントしてくれた〜」『レコード・コレクターズ』第34巻第4号、株式会社ミュージック・マガジン、2015年4月1日、46-51頁、JANコード 4910196370459。 
  7. ^ 湯浅学「1970〜1972」『大滝詠一 Talks About Niagara Complete Edition』第33巻第7号、株式会社ミュージック・マガジン、2014年4月1日、22-26頁、全国書誌番号:00039156“ソロ・アルバムのレコーディング開始” 
  8. ^ 湯浅学「1970〜1972」『大滝詠一 Talks About Niagara Complete Edition』第33巻第7号、株式会社ミュージック・マガジン、2014年4月1日、15-20頁、全国書誌番号:00039156“三浦光紀さんのベルウッド構想” 
  9. ^ a b c 湯浅学「1970〜1972」『大滝詠一 Talks About Niagara Complete Edition』第33巻第7号、株式会社ミュージック・マガジン、2014年4月1日、29-33頁、全国書誌番号:00039156“ファーストはアメリカン・ポップス伝” 
  10. ^ 北中正和「20世紀最後のはっぴいえんど特集(前編)」『ロック画報 01』第1号、株式会社ブルース・インターアクションズ、2000年6月25日、12-21頁、ISBN 978-4938339746“01 松本隆インタヴュー” 
  11. ^ 【CD】大瀧詠一” (日本語). TOWER RECORDS ONLINE. タワーレコード株式会社. 2017年3月4日閲覧。
  12. ^ a b c d e f g h i j k l m 【CD】大瀧詠一<完全限定プレス盤>” (日本語). TOWER RECORDS ONLINE. タワーレコード株式会社. 2017年3月20日閲覧。
  13. ^ a b c d e f g h i j k l m 【CD】大瀧詠一” (日本語). TOWER RECORDS ONLINE. タワーレコード株式会社. 2017年3月20日閲覧。
  14. ^ 大滝詠一、1stソロアルバム50周年記念盤に貴重な未発表音源収録”. ナタリー. 株式会社ナターシャ (2022年9月30日). 2022年10月3日閲覧。





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