園芸部ルート
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/08 16:49 UTC 版)
園芸部を手伝う選択をすると、物語は本ルートに分岐する。園芸部は聖佳との対決を回避したい上級生たちが部を去り、都と部長の宇佐見沙枝(うさみ さえ)だけになっている。沙枝はやや距離を置いた存在として描かれる。全校生徒の好きな花をアンケートで調べた晶子(彰)は、回答にあった花を全部使ったイベント「花と乙女の物語」を提案する。生徒たちの好きな花を、まつわる思い出と共に紹介していこうというものである。 名木城都ルート 立藤の会の準備が進む中、都の母親の弥生(やよい)が病気で倒れたとメイドの山内が報せてくる。ここで、実家の近い都が寮生活をしている理由がプレイヤーに説明される。都には子供のころ世話をしてくれていた優しい婆やがいたのだが、弥生は、婆やが都のために作った花壇を破壊し、婆やを屋敷から追い出してしまったのだという。弥生の病状が悪化しても都は実家に帰ろうとしない。 ついに弥生が重篤に陥ったとき、事の真相が判明する。実は都は重度の百合アレルギーで、婆やの作った花壇のため命の危機に瀕したことがあり、責任を感じた婆やは自ら屋敷を去っていたのである。弥生は、園芸に本気で打ち込んでいた都にアレルギーのことを告げられなかったのだ。晶子(彰)はショックを受けて呆然とする都を支えて立ち直らせる。都は立藤の会でアレルゲンを処理した百合の展示スペースに立ち、母親との思い出を語っていく。弥生の手術は成功し、都の物語に幕が下ろされる。 都ルートをクリアすると、おまけシナリオ「とらぶる☆でーと」が解放される。 藍那祈・山本眞弥子共通ルート 1年生の藍那祈(あいな いのり)は友達ができず孤独だったが、晶子(彰)と出会ったことで山本眞弥子(やまもと まやこ)という無二の親友を手に入れる。祈と眞弥子は晶子(彰)を手伝うため園芸部に入部し、日々草の苗を記念に贈られる。花言葉が「生涯の友情」と知った2人は喜び合い、一緒に花畑を作ることを約束する。そんなある日、眞弥子が彰本人に一目惚れしてしまい、晶子(彰)への想いを募らせていた祈は、晶子と彰が入れ替わっていることに気付いてしまう。プレイヤーは、眞弥子から告白され、祈の本心を知っている状態で、2人のうちどちらを選ぶかの決断を迫られる。以下、プレイヤーの選択に応じ分岐する。藍那祈ルート 大好きな「晶子」を親友の眞弥子に取られそうになる展開に祈は激しく動揺する。「晶子」の正体を知った眞弥子も親友と三角関係になったことで落ち込むが、祈が身を引こうとすると激しく怒り、「友達ならこの意味がわかるはずだ」と日々草の苗を祈に渡す。祈は友情の証を突き返されたと嘆くが、それは、2人の小さな約束を覚えていた眞弥子が自ら殖やしたものだと気付く。眞弥子に祝福され、祈は彰と恋人になる。 山本眞弥子ルート 彰は眞弥子の告白に応えるが、眞弥子には財閥御曹司・三船千里(みふね ちさと)との見合い話が持ち上がっていた。彰は立藤の会で千里と利き茶勝負をすることになるが、ルピナスにやって来た千里にも思い人がいたことがわかる。千里は、ルピナスの学園生で財閥令嬢の天法院綾音(てんほういん あやね)に結婚を申し込んでその場を驚かせる。ともあれ落着し、千里に勝利した彰は山本家から認められる。 祈ルート・眞弥子ルートを両方クリアすると、おまけシナリオ「3人が一番!」が解放される。祈シナリオの後日、祈の提案で3Pをする展開が描かれる。
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