唐松神社とは? わかりやすく解説

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唐松神社

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/05/09 03:48 UTC 版)

唐松神社(からまつじんじゃ)は、秋田県大仙市協和にある神社である。女性の生涯を守る「女一代守神」であり、縁結び、子宝、安産の神として「境の唐松さま」[2]とも呼ばれ親しまれている。


  1. ^ 『秋田叢書 第8巻』「秋田三十三觀音巡禮記」p.26。によれば不空羂索観音像は定長作。
  2. ^ 「物部文書」には、鳥見山に天下った饒速日命が逆合の日殿山(唐松岳)に天神地祇や祖先の神々を祭ったと記されている。また、神功皇后が三韓征伐の後に北海征伐(蝦夷征伐)へ向かったという伝説があり、神功皇后と秋田物部氏初代とされる物部膽咋連(もののべのいくいのむらじ)が逆合を訪れたとされ、那加世が辿り着いたのは物部氏ゆかりの土地だったとする筋立てになっている[9]
  3. ^ 「韓服宮記録」に天元5年の棟札の写しがあり、それによれば神皇太祖大神火皇結大神、神津見大神、天照皇大神、天ツ御祖神、天之魚集命、地ツ御祖神、天照国照櫛玉饒速日命息気長足姫天祭国祭宇摩志真積命を祀ったとされる。ただしこの棟札は現存していない[12]
  4. ^ 秋田県は国幣社とすべく調査を行ったが、当時神職にあった物部長之は固辞した。この時は唐松神社を邸内祭神とすることが認められ、愛宕神社が郷社となった[6]
  5. ^ 秋田県神社庁によれば1873年(明治6年)、唐松山天日宮の石碑によれば1879年(明治12年)
  6. ^ 正しくは、愛宕神社が唐松神社に改名された上で、唐松神社として郷社にされた。この変更は物部長之の不在中、境村の村民が相談して唐松岳にある愛宕神社を唐松神社と改名する届けを提出したことによるもので、結果として愛宕神社の由緒が失われることになった。長之はこれを憂慮し、邸内の唐松神社に愛宕神社を合祀し氏神として祀ることで後世に遺した[6]
  7. ^ 正体は京都の愛宕山(おたぎやま)の奥社に祀られる大天狗(あまのきつね)であり本地は地蔵菩薩だが、軻遇突智(かぐつち)御神として祀られたとする。
  8. ^ 4月8日から9月24日の間の8の付く日に、掠三郡(仙北、平鹿、雄勝)の81ヶ所を巡ってお祭りをした[31][32]
  9. ^ 進藤(p.240)によれば「下台に建立」。
  1. ^ 唐松神社看板。
  2. ^ ズームアップ大仙市協和 女一代守神の古社 唐松神社、p.8。
  3. ^ 秋田県神社庁、唐松神社
  4. ^ 『秋田の社家と神子』、p.297。
  5. ^ 菅江、p21。
  6. ^ a b c 唐松山天日宮、石碑。
  7. ^ 進藤、pp.161-162。
  8. ^ a b 「1.秋田物部氏のルーツと私」
  9. ^ 進藤、p.174。
  10. ^ 進藤、pp.173-174。
  11. ^ 進藤、pp.175-176。
  12. ^ 進藤、pp.176-177。
  13. ^ 進藤、p.26。
  14. ^ 進藤、p.137 。
  15. ^ 進藤、pp.137-138。
  16. ^ 進藤、pp.141-142。
  17. ^ 進藤、pp.189-190。
  18. ^ a b 進藤、pp.190-191。
  19. ^ a b 「人、その思想と生涯(42) 物部兄弟」、p.49。
  20. ^ 嶋田、pp.37。
  21. ^ a b 秋田民俗芸能アーカイブス「唐松神社蛇頭神楽」
  22. ^ 進藤、p.198。
  23. ^ 進藤、pp.224-225。
  24. ^ 嶋田、p.37。
  25. ^ a b 進藤、p.223。
  26. ^ a b 進藤、p.227。
  27. ^ 「せんぼく」、p.9。
  28. ^ a b c 菅江、p.20。
  29. ^ a b c d 菅江、p.21。
  30. ^ a b c 進藤、p.228。
  31. ^ 嶋田、p.38。
  32. ^ 「Ag」、p.5。
  33. ^ 丸谷、p.54。
  34. ^ 「Ag」、pp.5-6。
  35. ^ 『秋田県神社名鑑』、p.353。
  36. ^ 秋田県神社庁、唐松山天日宮
  37. ^ a b 「ふるさとの社寺 唐松神社」、p.59。
  38. ^ 進藤、p.241。
  39. ^ a b 「Ag」、p.7。
  40. ^ 「女一代守神の古社 唐松神社」、p.9。
  41. ^ 進藤、pp.223-224。
  42. ^ 進藤、pp.238-241。
  43. ^ 嶋田、pp.37-38。
  44. ^ 秋田県指定文化財 - 大仙市内指定文化財データベース 彫刻6
  45. ^ 進藤、p.205。


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