古代地中海世界とは? わかりやすく解説

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古代地中海世界

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/05 03:46 UTC 版)

アルジェリアの歴史」の記事における「古代地中海世界」の解説

その後マグリブに馬がもたらされベルベル人居住するようになった紀元前814年現在のレバノンから到来したフェニキア人カルタゴ建設したことをきっかけに、フェニキア人地中海沿岸部に植民都市建設した紀元前5世紀になると沿岸部カルタゴ支配地域となり、ヌミディア呼ばれるようになった内陸部ベルベル人独自に王権の確立進め紀元前264年カルタゴローマとの間でポエニ戦争勃発すると、ローマ結んだマシニッサベルベル人諸王国を統一しヌミディア王国建国した。ヌミディア王国ローマ味方しリビアキレナイカにまで勢力伸ばした第三次ポエニ戦争によって紀元前146年カルタゴ滅亡した後、小スキピオ推薦得てヌミディア王位就いたユグルタは、ローマ市民殺害したことをきっかけローマ敵対し紀元前112年にはヌミディアローマ都の間でユグルタ戦争勃発したユグルタ戦争紀元前104年に、ユグルタ処刑を以て終結したローマ内乱の一世紀に入ると、ヌミディアオプティマテス閥族派)に与したため、ローマ内戦ヌミディアユバ1世ローマ将軍ユリウス・カエサル戦ったが、敗れて現在のアルジェリア東部相当するヌミディアローマ属州アフリカ一部となったヌミディア属州となった後も、ローマヌミディア王家ユバ2世英語版)をマウレタニア王位就け統治させたが、40年マウレタニアユバ2世の子プトレミー(英語版)が皇帝カリグラによって暗殺されたため、現在のアルジェリア西部モロッコ相当するマウレタニアローマ属州となったローマ帝国の支配下で属州アフリカは「穀倉庫」となったアフリカマウレタニアでもローマ都市建設ローマ兵の入植が行われ、ローマ化進んだ属州アフリカ2世紀後半に、皇帝セプティミウス・セウェルスによって属州ヌミディア再編された。396年ローマ帝国東西分裂すると、ヌミディア西ローマ帝国統治下に置かれた。430年にはガイセリック大王率いゲルマン系ヴァンダル人進出カルタゴヴァンダル王国建国されアルジェリア地中海沿岸部もヴァンダル支配受けたヴァンダル王国地中海制海権握り海上貿易繁栄したが、ゲリメリ王時代534年ユスティニアヌス1世統治する東ローマ帝国滅ぼされアルジェリア東ローマ帝国版図組み入れられた。 文化面ではローマ化進んだことにより、アフリカでもラテン語知識人活躍した現存する唯一のローマ小説である『黄金のろば』を著したアプレイウスはマダウロスの出身だった。ローマ帝国末期にはキリスト教伝来しアルジェリアでは「キリスト教最大教父」と呼ばれるヒッポのアウグスティヌス生まれ、『告白』や『神の国』といった後のキリスト教世界多大な影響与えた著作残した

※この「古代地中海世界」の解説は、「アルジェリアの歴史」の解説の一部です。
「古代地中海世界」を含む「アルジェリアの歴史」の記事については、「アルジェリアの歴史」の概要を参照ください。

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