穀倉とは? わかりやすく解説

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こく‐ぐら【穀倉】

読み方:こくぐら

穀物蓄えておく倉。こくそう


こく‐そう〔‐サウ〕【穀倉】

読み方:こくそう

穀物蓄えておくくら。こくぐら

穀物多く産出する地域


穀倉

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/10/27 15:05 UTC 版)

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明治時代の穀倉(東京都世田谷区等々力)
ポーランド、ビドゴシチの穀倉
ポーランド、グダンスクの穀倉島

穀倉(こくそう)とは、穀物を備蓄する倉庫。

歴史

古代から穀倉は食料の倉庫として利用され、紀元前9500年代にヨルダン川流域に穀倉が存在したことが分かっている[1]。最初は建物の間にあったが、紀元前9500年頃に家の中に移され、紀元前7500年までには専用の部屋が作られるようになった[1]。最初の穀倉は、外側 3m x 3m で昆虫や小型哺乳類から守り、空気の換気を良くするため高床式倉庫になっていた[1]

中世から近世にかけてのヨーロッパ最大の穀物生産国であったポーランドでは大規模な穀倉が発展し、各地に独特の様式の大穀倉が建築された。

日本の律令制における穀倉

日本律令制においては、中央の官衙や地方の国衙郡衙に設置された。和銅7年(714年)には、穀倉の規格を2,000・3,000・4,000の3等級にと定めたが、実際には1,000斛や7,000斛の穀倉も設置された。

穀倉の底には穎稲が厚さ5寸で敷き詰められ、その上に稲穀をバラ積みして置く委穀という方式が取られ、入口には塞という空間を設置した。塞は穀物の流出を防ぐとともに委穀の計測や搬入積出にも利用された。

天平宝字3年(759年)にの制度をまねて平城京に常平倉が設置され、その後存廃を繰り返しながら、平安時代初期には平安京穀倉院へと発展した。

関連項目

出典

  1. ^ a b c Kuijt, I.; Finlayson, B. (Jun 2009). “Evidence for food storage and predomestication granaries 11,000 years ago in the Jordan Valley” (Free full text). Proceedings of the National Academy of Sciences of the United States of America 106 (27): 10966–10970. Bibcode2009PNAS..10610966K. doi:10.1073/pnas.0812764106. ISSN 0027-8424. PMC: 2700141. PMID 19549877. http://www.pnas.org/cgi/pmidlookup?view=long&pmid=19549877. 

文献

  • 米田雄介「穀倉」(『国史大辞典 5』(吉川弘文館、1985年) ISBN 4-642-00505-6

穀倉

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/12/31 00:01 UTC 版)

カンポ・デ・クリプターナ」の記事における「穀倉」の解説

穀倉(ポシト)は特に小麦などの穀物貯蔵するための建物である。機関としての穀倉の歴史はかなり古く地元自治体政府によって運営された。食糧配給困難な時代に、受益者有利な条件農場労働者穀物供給すること、さらに、驚くべき速度価格高騰することがある小麦市場規制することが目的だった。 カンポ・デ・クリプターナの穀倉は16世紀遡りカルロス3世によって改修拡大された。穀倉から名づけられたポシト広場を見渡すことのできるファサードに扉が設置されており、アルフィスとして知られる三面3つの紋章2人サンティアゴ騎士団員などで装飾されアーチ有している。 穀倉は19世紀初頭半島戦争スペイン継承戦争)まで使用されその後使用されなくなった1914年競売かけられ民間人の手渡ったが、1991年には自治体が穀倉を再取得し町営博物館として使用するために改築した。この博物館では展示会文化活動が行われている。

※この「穀倉」の解説は、「カンポ・デ・クリプターナ」の解説の一部です。
「穀倉」を含む「カンポ・デ・クリプターナ」の記事については、「カンポ・デ・クリプターナ」の概要を参照ください。

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穀倉

出典:『Wiktionary』 (2021/07/30 04:24 UTC 版)

名詞

 こくそうこくぐら

  1. 穀物貯蔵しておくための倉または小屋
  2. 比喩的に穀物豊富に生産される場所

発音(?)

東京アクセント
  • こ↗くそう
  • こ↗くぐら

派生語

翻訳

参照

語義1:


「穀倉」の例文・使い方・用例・文例

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