初代 ゴルフI 17型 (1974年-1992年)
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「フォルクスワーゲン・ゴルフ」の記事における「初代 ゴルフI 17型 (1974年-1992年)」の解説
スタイリングとパッケージングはジウジアーロによるものであり、フロントドアには旧弊な三角窓があったが、全体的には欧州各国で先行して発売された前輪駆動ベーシックカー各車の技術を踏まえながら、極めて合理化された2ボックス型の横置きエンジン前輪駆動方式を採用、デザイン、メカニズム共にフォルクスワーゲン車のコンセプト面での立ち遅れを見事に挽回した製品となった。 1974年から欧州で販売された。日本導入は翌1975年からで、排ガス規制等に伴う年次変更が多かった。ゴルフのホットハッチ「GTI」は、当時、日本への正規輸入はなかったが、モデル末期の1983年にはヤナセから「GTD」が販売された。これはGTIとほぼ共通の外装を持ち合わせたスポーツ仕様であり、出力90馬力のターボ付き1.6Lディーゼルエンジンが搭載されていた。 1975年-ヤナセ、LS・4ドアモデルを販売。フランクフルトショーでGTI発表。 1976年-三角窓が開閉式に変わる(後に導入されるジェッタは開閉機構なし)。1.6L LSEモデルの追加。また、2ドアモデルも新たに加わる。 1977年-1.5Lが廃止され全車1.6Lへ。同時にグレード名が LS / LSE から E / GLE に変更され、1.5Lディーゼルの D が追加された。 1978年- 排ガス規制の関係で再び1.5Lエンジンに変更される。ディーゼルに上級グレードの GLD 追加。 1979年-前後バンパーが鉄製から樹脂製に変わり全長が拡大。 1980年-再び1.6Lとなる。カブリオが登場。 1981年-1.7Lの新型エンジンに換装。ディーゼルも1.6Lへ変更。リアコンビランプが大型化される。 1982年-グレード呼称の見直し。E / GLE / D / GLD から Ci / GLi / C Diesel / GL Diesel へ変更。 1983年-GTD 追加。 カブリオ カブリオのコーチワークは、ビートル・カブリオ(Typ 15)以来の関係を持つ、カルマンが幌の製作を担当した。次世代のゴルフ IIでは新たなカブリオレモデルの設定はなく、このカブリオは、「クラシック」のサブネームを与えられて、ゴルフ III カブリオの登場まで販売される長寿モデルとなった。 1985年-1.8Lエンジンに変更。 1989年-大型カラードバンパーや4灯式ヘッドランプなど、外装を大幅に変更。 1992年-最終限定車クラシックライン発売。シートは本革張りとなり、アルミホイールが装着される。カラーは初のメタリックカラー(モスグリーン、ブルー、ワイン)のみ。
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