分家・梅之内家
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梅之内 イズミヤ(うめのうち イズミヤ) 声 - たなか久美 カマドヤとフユヒトの娘。具体的な年齢は不明だが、カグヤより年下。 一見すると優雅で上品な少女でアイドル活動も行い、兵や一般人から人気を得る。しかし、狂皇ハトヤの行った大量虐殺の話を笑顔で楽しみ、実母や皇位を竹家に渡した大叔母を内心で罵る等、狂気じみた側面も持ち合わせる。また、平民の遊び仲間を内心で格下扱いして見下す独裁者気質の持ち主でもある。 祖母のハトヤから受け継いだ絶対的聖域体質の持ち主で、両親含む生きた人間と触れ合う事ができず、狂皇直系と言う出自も相俟って孤独の中で成長する。その上、弾みで殺してしまった人間の死体に残る体温から人の温もりを知り、殺人に「しあわせ」を見出してしまった。 梅之内 カマドヤ(うめのうち カマドヤ) 声 - 安田奈緒子 梅之内家当主。梅之内ハトヤの一人娘。 銀后になるため竹之内の皇位奪還を狙う。権力欲はあるが政治的手腕は低く、フジヤの生命を繋ぐ研究用マシンを美容機器と間違える等、聡明とは言えない面が目立つ。政略結婚同然で婚約した夫・フユヒトとは不仲で、愛人を引き連れる。 母親として娘を愛するが、上述の性格から彼女に見下されている。娘がハトヤと同じ志を抱いていると知った時は、彼の悲惨な最期を知るがために反対するが、愛情を否定された上に「甘い」と一蹴されてしまう。 梅之内 フユヒト(うめのうち フユヒト) 声 - 小形満 カマドヤの夫。 かつての梅之内のイメージを拭おうと奔走する。しかし裏ではテロリスト・転宮党と手を組み、カグヤとフジヤの暗殺を企む。フジヤが倒れたことを好機に皇位奪還を狙う。元平民で、青年時代は役人として勤めていたが、内心現在の政治体制を娘・イズミヤ同様「古い」「甘い」と嘲る。 妻のカマドヤとは不仲だが、一人娘のイズミヤを溺愛し、親バカが過ぎて娘の方から窘められる事もある。ただし、妻とは異なり娘への気遣いは打算的なもので、イズミヤの真意にも気づいていない。 梅之内 ハトヤ(うめのうち ハトヤ) 第42代銀后。通称・狂皇。 巫暈支で多くの民を殺害したため忌み嫌われている。梅之内家の皇位転落の要因を生み出した人物。銀后に即位後すぐに後天性疾患の絶対的聖域体質を発症。人工授精で跡取り娘カマドヤを産むが、孫娘のイズミヤにはその体質が先天的に現れた。 政財界の有力者達を「演奏会」と称して招集し、集まった300人を巫暈支で惨殺。その死体は肉塊状となったため、「すりこぎ帝」と呼ばれた。ただし、集まったのは「仕事をしなくて良い」「参加するだけで禄が貰え忠誠心が示せる」と言う理由で参加した奸臣ばかりであり、彼女自身もそれを理解した上で凶行に及んでいた様子がある。 女系の遺伝子による巫力の制御を開放しようとし、太政大臣に皇族の研究を行わせた。しかし結果は失敗し、悲惨な最期(カマドヤ曰く「気が触れた死に方」)を遂げたらしい。 梅之内 スキヤ(うめのうち スキヤ) 第43代銀后。ハトヤに仕えていた太政大臣を流刑にし、梅之内家を皇位転落させた人物。イズミヤの大叔母にあたる。 梅之内 ヨシノヤ(うめのうち ヨシノヤ) 過去の梅之内系末家の娘で、松之内ミチルヒトの婚約者。 大胆で積極的な性格の女性で、初対面のミチルヒトに自ら子作りを迫った。しかし、ミチルヒトへの愛情は皆無に等しく影で「化物」と呼んで罵り、縁談そのものも一族の日陰者の自分が当主の母=上皇(銀后の母)へとなり上がるチャンスと捉えていた。元から彼女に好印象を抱いていなかったミチルヒト自身に全てを知られ、祝賀パレードの際に竹之内シラキヤもろとも暈力で殺害される。
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