再入幕以降
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/07 16:34 UTC 版)
2018年1月場所は西十両2枚目の地位で土俵に上がり、10日目まで5勝5敗であったが11日目から4連勝。千秋楽は黒星であったが9勝6敗と半年ぶりの勝ち越しを果たし、翌3月場所に再入幕。幕尻となる東前頭17枚目で迎えた3月場所は、序盤から好調で初日から4連勝を記録。5日目の妙義龍戦では、土俵際の判定が微妙だったものの、物言いが付かずに敗れる不運もあって連勝が止まったが、そこからも調子を大きく崩さず、11日目に勝ち越しを決めた。しかし残りを4連敗として勝ち越しは1つに留まった。4月2日の春巡業中津川場所の朝稽古ではこの日の力士最多となる19番(16勝)でやる気をアピールした。栃ノ心が1月場所に幕内最高優勝を果たしたことと春日野が巡業部長に就任したことが、発奮して稽古に励む要因となっている。9月場所前の相撲雑誌に「幕内の申し合いがわずか26番というのは、お粗末の一言だろう」と嘆かれた7月30日の夏巡業大津場所では、14番取るなど積極的な稽古を行い、この日の稽古では11連勝も確認されている。その他、連日幕下にも20番ほど胸を出している。2019年3月場所は優勝争いに加わっていたが、13日目の嘉風戦で送り出しで敗れて3敗目を喫して脱落。それでも自己2位の幕内での場所成績となる12勝3敗の対象に終わった。千秋楽の友風戦は勝った方が敢闘賞受賞となることが取組前に決定していたが、勝利して自身3度目となる敢闘賞を受賞。12月15日の冬巡業うるま場所では、2日連続となる幕内16人でのトーナメントを優勝するなど好調が伝えられた。 無観客場所で行われた3月場所では12日目終了時点で1敗の単独トップとなったが、13日目に隆の勝に敗れて2敗となり両横綱に並ばれると、14日目に白鵬との2敗対決に敗れて3敗に後退。千秋楽結びの一番で白鵬と鶴竜が12勝2敗同士で対決するため優勝の可能性が無くなった。この場所は千秋楽も敗れて11勝4敗に終わったが、体を活かした突き押し相撲が評価されて技能賞を獲得。敢闘賞の候補にも挙がったがこちらは受賞を逃した。無観客場所であることから表彰式は幕内力士全員が参加し、優勝した白鵬だけではなく碧山を含めた三賞を獲得した力士も表彰された。 2021年3月場所は千秋楽まで優勝争いに参加し、千秋楽に照ノ富士が黒星を喫すれば優勝決定戦への進出となったが、11勝4敗の優勝次点で場所を終えて自身4度目の敢闘賞を受賞。この場所の千秋楽の高安戦では勝った方が敢闘賞受賞という条件が付いていた。 5月場所は「急性腰椎症で2週間の安静加療を要する見込み」との診断書を日本相撲協会に提出し、初日から休場していたが、同月7日時点で師匠は途中出場の可能性を示唆しており、実際には9日目から出場となった。 2022年1月場所は従弟弟子の御嶽海の優勝旗手を務めた。 2022年3月16日に日本国籍を取得した。 5月場所は6日目終了時点でただ1人全勝であったが7日目に黒星を喫した。6日目に一山本を叩き込みで破った際には八角理事長から「努力している人が成績が良いとうれしい。35歳だけど、地力を稽古量で維持しているのは立派」と評価された。 明治神宮例祭奉祝 奉納70回全日本力士選士権大会 相手は琴勇輝関(2011年10月3日撮影) 靖国神社奉納大相撲 土俵入り(2017年4月17日撮影) 靖国神社奉納大相撲 相手は宇良関(2017年4月17日撮影)
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