再公開と現存状況
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/07/12 20:59 UTC 版)
「十字路 (1928年の映画)」の記事における「再公開と現存状況」の解説
国内では本作のフィルムは消失したとされていたが、ロンドンのナショナル・フィルム・アーカイブに英語版が保存されていたことが分かり、1959年(昭和34年)に衣笠は第12回カンヌ国際映画祭に出席した帰りにロンドンへ向かい、同行した川喜多かしことともに本作と再会した。このフィルムは先方が希望した溝口健二監督の『山椒大夫』(1954年)と交換する形で日本に返還され、衣笠自らが音楽を加えたサウンド版(47分尺)が作られた。1975年(昭和75年)に岩波ホールでエキプ・ド・シネマ主催により『狂つた一頁』とともにこのサウンド版が特別上映された。 現在、本作の上映用プリントは東京国立近代美術館フィルムセンターが、以下の4ヴァージョンを所蔵している。 87分、16mmフィルム、2343.37フィート、714.25メートル 87分、35mmフィルム、5857.11フィート、1,785.24メートル 88分、35mmフィルム、5967.12フィート、1,818.77メートル 65分、16mmフィルム、1757.09フィート、535.56メートル
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