光・波とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 同じ種類の言葉 > 自然科学 > 光学 > > 光・波の意味・解説 

こう‐は〔クワウ‐〕【光波】

読み方:こうは

光の波動波動としての光。


光波

英訳・(英)同義/類義語:Light waves

回折現象など、光の波としての性質強調するときの用語。
「生物学用語辞典」の他の用語
物理学分野:    光エネルギー  光子  光波  化学シフト  可視光  太陽光エネルギー

(光・波 から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/07/06 04:55 UTC 版)

上方から入ってきた光の道筋が、散乱によって見えている様子。(米国のアンテロープ・キャニオンにて)

ひかりは広義には電磁波を意味し, 狭義には電磁波のうち可視光(波長が380 nmから760 nmのもの)をいう[1]

狭義の光は非電離放射線の一つ[2]

光が電磁波の一種であることを、初めて実験により証明したのは、ドイツの物理学者ハインリヒ・ヘルツであると言われている。

基本的性質

レーザー光
  • 直進
  • 反射屈折
    • 光は異なる媒質の境界面で反射あるいは屈折する[1]屈折率も参照。
    • 凸凹の無い平面鏡に当たった光は、鏡に当たったときと同じ角度で反射する(エウクレイデスの「光の反射の法則」)。
    • 光の屈折の際は、スネルの法則が成立する。
  • 透過吸収
    • 光が透明な媒質の境界面に当たったとき、その一部は境界面で反射するが、残りは媒質の内部を通過する現象を透過という[1]
    • 光が透明な媒質の内部を通過するとき、その内部へ吸収変換される現象を吸収という[1]
  • 干渉回折
    • 二つの光波(位相差が時間とともに変化しない同一周波数のコヒーレントな二つの光)が重なり合うことで光が強くなったり弱くなったりする現象を干渉という[1]
    • 光が伝搬するときに障害物の後方に回り込む現象を回折という[1]
  • 自然光と偏光

光の理論のタイム・テーブル

光の粒子性と波動性

粒子説と波動説

「光は粒子なのか? それとも波なのか?」 この問題は20世紀前半まで、学者たちを大いに悩ませた。なぜなら、光が波であるとしなければ説明できない現象(たとえば光の干渉分光など)と、光が粒子であるとしなければ説明できない現象(たとえば光電効果など)が存在していたからである(詳細は後述)。

この問題は、20世紀量子力学が確立していく中でようやく解決することになった。不確定性原理によって生じた問題を説明するため、1927年ニールス・ボーアが、一方を確定すると他方が不確定になるような2つの量は、互いに補い合いあうことにより対象の完全な記述が得られるとする、相補性という概念を提唱したのである。この考え方が受け入れられ、「光は〈粒子性〉と〈波動性〉を併せ持つ」と表現されるようになった。

光の粒子性

ニュートンによって、光は粒子だとする説が唱えられた(粒子説)。アインシュタイン光子の概念を提唱し、これは現在まで用いられている。

粒子(量子)としての光を光子光量子)という。光子は電磁場量子化によって現れる量子の1つで、電磁相互作用を媒介する。


「光波」の例文・使い方・用例・文例

Weblio日本語例文用例辞書はプログラムで機械的に例文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。



光・波と同じ種類の言葉


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「光・波」の関連用語

光・波のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



光・波のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
デジタル大辞泉デジタル大辞泉
(C)Shogakukan Inc.
株式会社 小学館
JabionJabion
Copyright (C) 2025 NII,NIG,TUS. All Rights Reserved.
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの光 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。
Tanaka Corpusのコンテンツは、特に明示されている場合を除いて、次のライセンスに従います:
 Creative Commons Attribution (CC-BY) 2.0 France.
この対訳データはCreative Commons Attribution 3.0 Unportedでライセンスされています。
浜島書店 Catch a Wave
Copyright © 1995-2025 Hamajima Shoten, Publishers. All rights reserved.
株式会社ベネッセコーポレーション株式会社ベネッセコーポレーション
Copyright © Benesse Holdings, Inc. All rights reserved.
研究社研究社
Copyright (c) 1995-2025 Kenkyusha Co., Ltd. All rights reserved.
日本語WordNet日本語WordNet
日本語ワードネット1.1版 (C) 情報通信研究機構, 2009-2010 License All rights reserved.
WordNet 3.0 Copyright 2006 by Princeton University. All rights reserved. License
日外アソシエーツ株式会社日外アソシエーツ株式会社
Copyright (C) 1994- Nichigai Associates, Inc., All rights reserved.
「斎藤和英大辞典」斎藤秀三郎著、日外アソシエーツ辞書編集部編
EDRDGEDRDG
This page uses the JMdict dictionary files. These files are the property of the Electronic Dictionary Research and Development Group, and are used in conformance with the Group's licence.

©2025 GRAS Group, Inc.RSS