修道院付属教会の特色とは? わかりやすく解説

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修道院付属教会の特色

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/01/01 00:12 UTC 版)

サン=サヴァン・シュル・ガルタンプ修道院付属教会」の記事における「修道院付属教会の特色」の解説

教会ロマネスク期の教会規則どおり、ラテン十字型に設計された。十字エルサレムからの光である日の出を指すように東向きになっている尖塔長さ76メートル、高さ77メートル翼廊長さ31メートルである。 内部12世紀から13世紀壁画群で飾られている。よくフレスコ画紹介されるが、フレスコ画テンペラ画中間的な技法で、壁面直接絵具を塗る形で描かれている。使われている色はそう多くはなく、黄色オークル、赤いオークル、緑と、それらに白や黒が混ぜられている。 ポーチ 壁画風雨さらされ部分的に損壊しているものの、そこに描かれた「栄光の内にあるキリスト」やヨハネの黙示録エピソード(「大天使戦い」「イナゴの害」など)は見る者に強い印象与える。 一般席 (tribune) 一般席は狭い階段ポーチつながれているが、ここの壁画もかなり傷んでいる。というのは19世紀修復されるまでステンドグラス持ち去られたままで吹き曝しだったからである。"descente de croix" を描いた壁画のほか、使徒聖人たちの肖像描かれている。 身廊 建物中枢をなす部分であり、長さ42メートル、幅17メートル、高さ17メートル信徒たちの集会場だった。天井画描かれているがその人物たちは2メートルほどの大きなスケール描かれている。天井画創世記出エジプト記情景描いたもので、さながら大きな絵本のように読み進めるようになっている。その中には天地創造物語カインとアベル物語のほか、エノクノアの箱舟エピソード見出すことが出来る。ノアの箱舟は、この付属教会壁画群の中でも最も有名な場面一つである。ここで描かれている船は、さながらヴァイキングの船のようであるが、艪も帆もない。ほかに船から出たノアたちを神が祝福する場面ノア酔いつぶれる場面バベルの塔建設アブラハム召命アブラハムロト別れなどが描かれている。 身廊柱頭 身廊柱頭描かれているのは、獅子アカンサス飾りであって身廊壁画群とは趣が異なっている。 地下納骨堂サヴァンと聖シプリヤンの遺体納められている。ここの壁画には二人生涯殉教物語描かれている。 内陣 通常の半円状ではなく多角形になっており、19世紀作られ小さな星模様覆われている。そこには1050年作られ祭壇が残る放射状祭室がある。 翼廊の祭室 北翼廊の祭室は大天使たちに捧げられ南翼廊の祭室は使徒たち捧げられている。 小後陣 (absidoles) 小後陣北から南へ順に、乙女たち殉教者たち聖マルティヌス捧げられている。

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