修道院付属教会
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/10 15:03 UTC 版)
「フォントネーのシトー会修道院」の記事における「修道院付属教会」の解説
これは1127年から1150年に十字形の設計に基づいて建築されたものである。長さ66メートル、幅8メートルで、翼廊は19メートル。幅8メートルの身廊は両側に側廊を持っている。拱廊(アーケード)はシトー会則をうっすらと刻んだレリーフの付いたランセオレ様式の柱頭を持つ柱に支えられている。内陣は正方形で身廊よりも低い。中世には、正面入口はポーチに先行されていた。 内部では12世紀の聖母子像が目を惹く。これはもともと隣接するトゥイヨン村の墓地で長く野ざらしになっていたものである。聖母は左手で幼子イエスを抱え、イエスは右手を母の首に回し、左手で翼を拡げた鳩を胸に押し抱いている。 内部にはこのほかに特筆すべきものはない。オリジナルのスタール(背の高い椅子)は湿気で劣化してしまったため、それへの対策として18世紀末には床から1メートル近く持ち上げなければならなかった。
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