ドミニコ会修道院付属教会
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「シギショアラ歴史地区」の記事における「ドミニコ会修道院付属教会」の解説
ドミニコ会修道院付属教会 (Dominikaner-Klosterkirche / Biserica Manastirii Dominicane) は、時計塔の北側にある教会である。その名の通り、13世紀(最古の記録は1298年)に建造されたドミニコ会修道院に付属していた聖処女マリア教会だが、1886年に修道院は取り壊され、付属教会だけが残っている。なお、この教会自体は1556年にはルーテル派の教会堂に転用されていた。ゴシック様式の建物だが、1676年の大火の影響も含め、何度も改修工事が行なわれている。結果的にトランシルヴァニアのルネサンス様式が取り入れられた扉枠やバロック様式の祭壇など、時代の異なる要素が混在している。 取り壊された修道院の敷地および隣接していた樽職人の塔 (Faßbinderturm / Turnul Dogarilor) の跡地には、1886年から1888年の間に大きな新市庁舎が建てられた。比較的新しい時期に建てられたこの巨大庁舎は、中世的な街並みの中でいささか異質な存在であると指摘されている。
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