仙台エアマンシップ
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「ぼくは航空管制官3」の記事における「仙台エアマンシップ」の解説
ぼくは航空管制官3 仙台エアマンシップ(-せんだいえあまんしっぷ)は仙台空港を舞台とした作品である。2009年6月26日発売であり、テクノブレインの同社シリーズ作にしては珍しく、初回特典版などはなく、通常版のみのラインナップであった。ただし、AirShopでの購入者への特典サービスは実施されており、本作ではおまけとして、仙台空港に拠点を置く航空大学校の学校案内映像が収録されたDVDの新世紀の空へが付属した。 仙台空港は、宮城県名取市と岩沼市の海岸沿いに建設された、東北地方で最大規模の空港である。長短2本の滑走路が「y」の字型に交差した珍しい構造の空港である。旅客ターミナルビルと航空大学校の施設が整備されている。長い滑走路(09/27)は、主に旅客機が使用し、短い滑走路(12/30)は航空大学校の訓練機などの軽飛行機が使用する。訓練は、空港周囲のトラフィックパターン(滑走路を基準に空港の周囲を一周して戻ってくるコース)の飛行や、タッチアンドゴーなどがメインとなる。航空大学校の訓練機は、長い滑走路09/27で訓練をすることもあり、空港内は中型・大型の旅客機と各種軽飛行機が入り乱れることになる。本作で新たに付け加えられた機能として、速度の概念の登場が挙げられる。小型機・大型機や、出発機・到着機などとの間に、明確な飛行速度の差が設定されている。例えば、旅客便のジェット機が最も速く、次いで旅客便のプロペラ機はそれよりやや遅く、軽飛行機は最も遅い。同じ飛行ルートを2機の航空機が連なって飛行しているときに、後続の航空機の速度が先行する航空機よりも速い場合、その状態を放置すると、やがて2機が空中でニアミスを起こすようになっている。これを防ぐために、航空機の速度調整機能が追加されている。この場合は、後続機に減速の指示を与えることで、空中衝突を回避できるようになっている。また、VFR機(目視を頼りに飛行する機体)とIFR機(計器を頼りに飛行する機体)とが登場し、これらは飛行経路などの運航方法がまったく異なり、両者の取り扱いには注意を要する。また、仙台空港は海沿いの空港であるので、霧のステージなども再現されている。空港本体だけでなく仙台空港駅などの周辺のシーナリーも作り込まれており、日本三景の松島も再現されている。あるステージでは、テクノエアの軽飛行機による遊覧飛行などのイベントも用意されている。また、国土交通省航空局による滑走路検査のためのフライトも実施される。航空局の滑走路検査機が、2本の滑走路の両方向(つまり合計4回)を滑走路上を低空飛行して検査を行う。当然その間は、他の航空機は滑走路や周辺空域を使えなくなるので、他の航空機を滑走路検査機と接近させないように注意を払う必要がある。以上のように、一般的な旅客便のみの空港とは一味違った管制を行うのが、仙台空港の特徴である。 2010年10月18日に発表されたダウンロードコンテンツのぼくは航空管制官3 エクステンドシナリオ2では、製品本体の本編シナリオで用意された以上に旅客便・訓練機の両方が多数登場する、混雑したシナリオが用意された。 登場航空会社など…JALグループ・ANAグループ・北海道国際航空・アイベックスエアラインズ・エバー航空・アシアナ航空・北日本航空・航空大学校・海上保安庁・航空局 公式製品紹介
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