ANAグループ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/07/20 10:57 UTC 版)
ANAグループ | |
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日本の企業グループ | |
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株式企業 | ANAホールディングス株式会社 |
中核企業 | 全日本空輸株式会社 |

ANAグループ(エーエヌエーグループ[1]、英: ANA Group)は、株式会社であるANAホールディングス株式会社、およびそれを構成する企業グループである。
グループ内には日本の最大手航空会社である全日本空輸株式会社(ANA)を中核にした航空会社、空港運営会社などの航空事業会社以外にも、総合商社、不動産会社、物流会社、IT企業などがあげられ、2024年3月末現在で連結子会社136社、関連会社36社から構成される[2]70年以上の歴史ある、日本を代表する純民間の企業グループである。グループ行動指針は「あんしん、あったか、あかるく元気!」[3]。
主なグループ会社一覧
株式会社
- ANAホールディングス(ANAHD)
航空運送
- 全日本空輸(ANA)
- ANAウイングス(AKX)
- エアージャパン(AJX)
- Peach Aviation(APJ)(LCC)
空港地上支援業務
- ANA新千歳空港
- ANAエアサービス福島
- ANAエアポートサービス
- ANA成田エアポートサービス
- ANA中部空港
- ANA大阪空港
- ANA関西空港
- ANAエアサービス松山
- ANA福岡空港
- ANAエアサービス佐賀
- ANA沖縄空港
航空機整備
- ANAベースメンテナンステクニクス
- ANAラインメンテナンステクニクス
- ANAコンポーネントテクニクス
- ANAエンジンテクニクス
- ANAエアロサプライシステム
車両整備
- 全日空モーターサービス
- 千歳空港モーターサービス
貨物・物流
- ANA Cargo
- OCS(旧:海外新聞普及)
- インターナショナル・カーゴ・サービス
- 日本貨物航空(予定) [注 1]
商社・商業
- 全日空商事
- ANAフーズ
- エー・スイーツ・ハウス
- ANA FESTA
- 武蔵の杜カントリークラブ
- 全日空商事デューティーフリー
- 米国全日空商事
- 藤二誠
IT
- ANAシステムズ
- インフィニ トラベル インフォメーション
- avatarin
- ANA NEO
人材・ビジネスサポート
- ANAビジネスソリューション
- ANAウィングフェローズ・ヴイ王子
- Strategic Partner Investment
不動産・ビルメンテナンス
- ANAファシリティーズ
- ANAスカイビルサービス
セールス&マーケティング
- ANAあきんど(2021年に「ANAセールス」から社名変更)
- ANA X
コンタクトセンター
- ANAテレマート
フライトケータリング
- ANAケータリングサービス
調査研究・シンクタンク
- ANA総合研究所
航空機操縦士養成
ホテル事業
- IHG・ANA・ホテルズグループジャパン合同会社 - 持分法適用会社
過去のグループ企業
航空運送
- エアーニッポン (ANK)
- エアー北海道 (ADK)
- ワールドエアネットワーク
- 中日本エアラインサービス (NAL)
- ANA&JPエクスプレス
- エアーニッポンネットワーク (A-net)
- エアーセントラル
- エアーネクスト
- 日本貨物航空 - 日本郵船へ株式譲渡
- オールニッポンヘリコプター - 2017年現在は名鉄グループ
- バニラ・エア
- エアアジア・ジャパン
- International Flight Training Academy (IFTA)
その他
- 全日空スポーツ - 全日空横浜サッカークラブ→横浜フリューゲルスの運営会社
- 全日空整備
- ANAエアサービス東京 [注 2]
- ANA SKYPAL (エーエヌエースカイパル)[注 3]
- 福岡エア・サービス(FAS)
- 新東京空港事業(NPS)
- ANAエンジニアリングサービス
- 札幌エア・サービス(SAS)
- 千歳エアロサービス
- 国際空港事業
- ANAグランドサービス
- ANAエアポートサービス(APS)[注 4]
- 新関西エアポートサービス(NKAS)
- 大阪空港事業 (OAS)
- ANAコミュニケーションズ(ACC)
- 全日空システム企画
- 誠和サービス
- 関西インフライトケータリング(KIC)
- 全日空整備
- ANAテクノアビエーション株式会社
- ANAエアフレームテクニクス
- ANAトレーニング&エドケーションセンター(ANA TEC)
- イースタンエアポートモータース - 1999年にイースタンモータースより取得し、2011年にANAの岡山地区総代理店である両備ホールディングス傘下へ、さらに2021年に両備ホールディングスから東京の日本交通に譲渡
ブランド
航空運送
CM
不祥事
2024年4月10日、ANAあきんどから兵庫県姫路市に出向していた50代の男性職員が、勤務中に飲酒を繰り返していたことが判明した。1日2~3回、市役所近くのコンビニで缶チューハイなどを買い、店外の物陰で飲んでいた。同社は9日付で男性の出向を打ち切った。男性は新型コロナウイルス禍に伴う人事交流で市政策局の課長級として勤務し、地方創生の関連業務を担当していた。外部から通報があり、市人事課の担当者が確認した。男性は市の調査に「孤独感があり、やめられなかった」と謝罪したという[8]。
脚注
- 注釈
- ^ 2025年1月30日、公正取引委員会は、ANAグループによる日本貨物航空の株式取得に対して、排除措置命令を行わないことを発表し、早ければ2025年3月にも日本貨物航空がANAグループの傘下となる可能性があると報じられた。株式取得にあたり、日本とロサンゼルス・シカゴ空港を発着する貨物路線における競争を実質的に制限することになることが懸念点だったが、ANAグループは、貨物専用機の貨物搭載スペースを第三社に提供し、これを監視受託者に継続的履行監視、公正取引委員会への定期報告をさせることを提案し、公正取引委員会は排除措置命令を行わないと判断している。[要出典]
- ^ 2013年10月、ANAグループ空港部門再編に伴い解散。 株式会社ANAエアサービス東京、新東京空港事業株式会社、成田エンジニアリングサービス株式会社が統合し、ANA成田エアポートサービス株式会社が誕生する。
- ^ 1993年 関西国際空港の開港に合わせANAが 全日本空輸(株)大阪空港支店の機能の一部を分社化し、旅客サービスを担うANA SKYPAL(エーエヌエースカイパル)が誕生。また 1994年9月の関西国際空港開港までの間、ANA SKYPAL設立準備室を大阪市北区の全日空ビル内(LUCID SQUARE UMEDA ※旧オーエックス梅田ビル新館)にある、ANA大阪支店内に開室。その後、大阪国際空港及び関西国際空港、後に神戸空港と、関西3大空港の旅客サービスや地上運航支援業務を担っていた。2012年4月ANAグループ空港部門再編に伴い、(株)エーエヌエースカイパルを分割しANAエアポートサービス(旧APS※現行のANAASとは別会社)及び新関西エアポートサービス(株)とそれぞれ統合しANA大阪空港及びANA関西空港に再編され解散する。
- ^ 現ANAAS(羽田)と同社名であるが別会社である。
- 出典
- ^ ANA(アナ)の読み方は公式には誤り。
- ^ ANAホールディングス 第74期有価証券報告書を参照
- ^ ANAグループ経営理念・ビジョン(ANAホールディングス)
- ^ ANAグループ中期経営戦略の進捗について(ANA HOLDINGS NEWS 2013年7月30日)
- ^ “ANA、中距離国際線の新ブランド「AirJapan」 フルサービスとLCCの良いところを組み合わせ”. ITmedia ビジネスオンライン (2022年3月8日). 2022年3月8日閲覧。
- ^ 広告ガイド:読売新聞 -AD REVIEW-
- ^ 会社の歴史に感動する。ANAの企業CM。 | SDK - 採用動画研究所
- ^ 「ANA子会社から姫路市に出向の男性、勤務中1日2~3回飲酒 役所横コンビニの物陰で 「孤独感あった」」『神戸新聞』2024年4月10日。2024年4月12日閲覧。
関連項目
外部リンク
「ANAグループ」の例文・使い方・用例・文例
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