主役マシン「ストリートホーク」について
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/01 04:15 UTC 版)
「驚異のスーパー・バイク ストリートホーク」の記事における「主役マシン「ストリートホーク」について」の解説
アメリカ合衆国司法省の最高機密プロジェクトとして、法執行支援局により1台が試作されたハイテク戦闘バイク。開発担当のノーマン・タトルが、4年間心血を注ぎ完成させた。ノーマンの夢は、将来的にこのストリートホークを量産して全国の警察署に配備し、凶悪なストリート犯罪を撲滅することである。 車体に高性能なコンピューターを搭載するほか、ダウンタウンの鉄道引込線沿いにある隠れ家に設けられた、管制室の大型コンピュータとも連動しており、バイクはスタンドアローンではなく大規模なシステムの一部として機能するなど、本作スタッフが関わったナイトライダーやエアーウルフなどとは、若干趣を異にする。 ライダー用ヘルメットも専用のもので、主人公ジェシーがバイザーを通して見た画像は全て自動的に録画され、また管制室の画面に投影され、管制担当のノーマンが同時に見ながらジェシーに各種の指示を出す連携プレイが原則となっている。録画した映像は、劇中、犯人の車両や不審車のナンバープレートを確認するのにしばしば使われている(後からの拡大も可能)。また、バイザーの視界の中心部には、遠方の画像を自由自在に拡大投影する望遠機能も備わっている。ライダーは登録した人物に限られ、別の人物が乗ると跳ね飛ばす防犯装置も装備している。 武器やジャンプ時の操作は、ハンドル左手握り部分に集約されたスイッチで行い(但しレーザーキャノンをポップアップさせる操作は、車体の座席前にあるスイッチを使用)、武器の照準はバイザーの視界を通して合わせることが可能。 オンロード・オフロード共に高い走破性能を持つが、更に管制室のノーマンのスイッチ操作により、「ハイパースラスト」と呼ばれる超高速走行が可能である。5秒のカウントダウン(パイロット版の初回作動時のみ10秒)の後、一気に時速300マイル(480km余)にまで加速し、歩行者や障害物を自動的に避けつつ目的地に急行する機能。作動中は管制室から遠隔操作され、ライダーのジェシーは運転操作を行わず車体にしがみついているのみ。ハイパースラストで事件現場に急行する場面が、毎回のエピソードの見せ場の一つにもなっている。隠れ家からの発進時は、格納庫部分の床(後方がハッチと一体)が前方に移動して管制室と隔離された後、地面から少し高い位置にある両開きハッチ(外観はグラフィティ風のイラストにより偽装)が開き、道路へジャンプして発進する。なお、帰還時のシーンは登場しなかった。
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