中河家
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中河鶴次 演 - 矢崎滋 宣教師。初登場時(1890年)は38歳。りんたちからは「鶴次先生」と呼ばれる。りんの生涯に大きく関わることになる人物の一人。志津川で漁師の三男として生まれる。東北女学校の教師を経て、師と仰ぐ松浪と共に、北陸でキリスト教の布教活動を行っていた。当初は閉鎖的な住民たちに迫害を受けるが、地道な努力で教会が街の幼稚園・保育園代わりとして定着するようになっていた。歌の才能はあまりない。 一家で相馬に移住した際、橘家の隣人となる。自身が東北女学校の教師だった経験から、りんの進学に全面的に協力。給費生の制度の紹介や弘次郎の説得を行った。その後、彌七と同時期に従軍牧師として中国大陸に渡り、偶然、彌七と同じ船で帰国する。 娘が3人いたが、1896年に待望の長男が生まれ、自らの名前の鶴と松浪の松を取って鶴松と名付ける。しかし、その鶴松の初節句で志津川へ家族を連れて帰郷していた際に津波に巻き込まれ、自分だけが助かったことで絶望の縁に立たされる。同じく津波で両親を亡くして孤児となり、避難所で懐いてきたキヨを引き取る。 橘一家が上京してから数年後、小石川の教会に着任することになり、キヨと2人で再び橘家の近所に住むことになる。日露戦争開戦後は、従軍牧師として再び大陸に渡るため、キヨを橘家に預ける。 1905年のポーツマス条約締結後に帰国。旅順で嘉助と再会しており、不慮の死を遂げた嘉助の遺品を橘家へ持ち帰る。1906年、二本松での出張中にかつて橘家で奉公していた直助という男と出会い、橘家への手紙を託される。このことが、後に弘次郎が二本松へと帰郷するきっかけとなった。 中河千代 演 - 岡本茉利 鶴次の妻。女児2人の子持ち。りんからは「おばちゃん」と呼ばれる。作中で、もう2人出産する。 三陸沖の大津波で行方不明となる。 中河あや 演 - 安達美加 鶴次と千代の長女。 千代と同じく大津波で行方不明に。 中河けい 演 - 上田愛美 鶴次と千代の次女。 上記と同じく大津波で行方不明に。 中河キヨ 演 - 岡村真美 → 神田亜矢子 → 宇尾野寿子 志津川で津波に巻き込まれた孤児。事ある毎に避難所を抜け出して生家があった所へ戻っており、りん達を心配させていた。その後は鶴次が相馬に引き取り、実の子同然に育てることになる。 鶴次の上京後は、橘家の近所の小学校に通う。日露戦争開戦後、再び従軍牧師となった鶴次に代わり橘家で世話をするようになる。普段は家事の手伝いや弘と明子の遊び相手もするなど、しっかり者の一面を見せている。りんの計らいで、津田むめの創設した女学校へ入学する。 1912年時点では女学校を卒業し、明るく快活な女性に成長。新聞記者に復帰したりんに代わって家事を手伝うほか、キリスト教女子青年会の仕事をしている。
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中河家
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/06/09 06:23 UTC 版)
中河悠子〈34〉 演 - 財前直見 主人公。家族を愛するよき妻、母である。近隣住民の失踪から始まった不可解な出来事の原因を自らの手で調べていく。 中河欧太〈38〉 演 - 仲村トオル 悠子の夫。不動産デベロッパー「リバーランズ」を経営。家族思いのマイホームパパだが、その過去は謎に包まれている。 中河美奈〈9〉 演 - 大平奈津美 悠子、欧太の一人娘。父が手がけた住宅街で起きた住民の連続失踪により、学校でいじめを受ける。
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