ヴィンセント・バリー
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/09 03:55 UTC 版)
「ヴィンセント・バリーとグスタフ」の記事における「ヴィンセント・バリー」の解説
声 - 置鮎龍太郎 本の色:コバルトブルー 人間換算年齢:17歳 好きな食べ物:魚、赤ワイン、木炭、ステーキ 趣味:強い奴と戦うこと、角みがき 頭部に昆虫の触角を彷彿させる二本角を生やした、青色で長身の魔物。好戦的で、圧倒的な強さを誇るものの目指すべき王の形を見付けられず、ただひたすら強さだけを追い求めていた。初登場当初は戦いの時は人間でも容赦なく犠牲にするなど、非情な一面もあった。光属性の術を使い、(当時の)ガッシュの「バオウ・ザケルガ」を直撃しても対峙するタフさを持つ。 キースとは魔界の西の地にある学校での同級生であり、転校生として来た所をキースに悪口を言われたために喧嘩を起こし、強い筈の彼を倒した(この時から、実力は相当なものだと思われる)。そのことからキースはバリーをライバルと思い続けていた。 グスタフの薦めで日本に訪れガッシュと戦った際に、戦闘能力が完全に上回っていたにも拘らず彼の意志の強さに怯んでしまい、どんな力にも屈しない「強き王」になると誓う。なお、ブラゴとの初戦以降、ガッシュと清麿を完璧な形で敗北に追い込んだ初の魔物でもある。 石版編ではガッシュとの再戦を理由にナゾナゾ博士への協力を拒んでいたが、その後の竜族の神童・エルザドルとの死闘を経て自慢の角を一本失い体中に傷跡を残しながらも、そうした拘りに囚われていた己の卑小さに気付いていった。ファウード編においては遂にナゾナゾ博士と合流し、ブラゴと共にガッシュ達のピンチを救いに現れる。心技共に一回り成長したバリーにとってかつての自分の位置に留まったままであるキースは敵ではなく、鬼神の如き力を見せ圧勝。だが、捨て身のキースが作動させたファウードの罠に仲間を助けるためにガッシュが自ら掛かり「自分の代わりにゼオンを倒してくれ」と言われるが彼を見捨てることが出来ず、敢えてガッシュの替わりに犠牲となる道を選んだ。「王」になれなかったことだけが心残りだったが、グスタフに「王をも殴れる男」(過ちをおかした王を正しき道へ導ける者)になったと諭され、それに満足して魔界へと帰っていった(本はサンビームに火を点けさせた)。なお、この時から既にガッシュの力が覚醒していることには気付いていた模様。 クリアとの最終決戦では、クリアの弱点である「力の球」を守る抜け殻を破壊する役割を果たした。ガッシュが王となった後、ロデュウ・キース(・ツァオロン)と同じ学校に通っているようだが、その雰囲気は半ば不良グループのような雰囲気だった。 アニメ版のファウード編では、原作に先行してテッドたちと共に再登場し、ガッシュと再戦するために彼を探していたがキースと交戦してそのまま倒し、コントロールルームでガッシュがゼオンと戦っているところを見て参戦しようとしたがグスタフに止められる。結局、ガッシュとの再戦を示唆する形で出番を終えた。また、キースとはいも天の大食い勝負で負けたことがあるという戦闘能力ではなく食べ物に関連する因縁になっており勝敗も逆転。そのことからキースから勝手にライバルと言っていたが、本人は怒りに心頭であった。なお、彼は原作よりもチンピラな描かれ方が多かった。
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