フィルムツーリズム
(ロケ地巡り から転送)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/05/25 15:14 UTC 版)
フィルムツーリズム(film induced tourism[1])は、映画やテレビ番組などの舞台となったロケ地や、原作の舞台をめぐる旅の形態[1]。「地域が映画やテレビ映像に映し出された結果、旅行者がその地域および魅力的と感じる場所を訪れる」観光現象を指す[2]。一般的な観光とやや異なる点は、観光客は目的地に行く前からすでに抱いている強いイメージがあり、それを確認するための観光という意味合いがある[2]。シネマツーリズム、スクリーンツーリズム、ロケツーリズム、ロケ地観光、ロケ地巡り、メディア誘発型観光、エンタメ観光、Film-induced tourism、Movie induced tourismなどとも称する[2][3][4]。アニメーション作品の舞台を巡る旅は「聖地巡礼」などと呼ばれるが、これもフィルムツーリズムの1種である[1]。
- ^ a b c d e f g h 筒井, p. 10.
- ^ a b c d 須川まり(追手門学院大学)『東京物語』におけるマス・ツーリズムの社会的位置づけ – 日本映画学会 第14回大会 2018年12月8日 大阪大学全学教育推進機構 pp.6–7
- ^ 筒井, p. 12; 臺.韓.崔, pp. 46–47.
- ^ “ロケツーリズムとは?映画ロケ地・アニメ聖地巡礼で地域活性化!成功事例・誘致方法を解説”. 訪日ラボ (2016年8月5日). 2020年6月25日閲覧。
- ^ 筒井, p. 10; 安田, p. 74; 沼尻, p. 25.
- ^ 小津安二郎監督「東京物語」ロケ当時の記事 - nifty(Internet Archive)
- ^ 臺.韓.崔, pp. 46–47; 安田, pp. 135–139.
- ^ 内閣府; CLAIR1, pp. 2–6; CLAIR2.
- ^ 「2000名が選んだ、名作の舞台ランキング発表! 今旬な、1980年代にタイムリープ!」『Location Japan』地域活性プランニング、2016年10月号:20 - 23ページ、転校生 | LOCATION JAPAN.net ロケ地から、日本を元気に!“春秋”. 日本経済新聞 (日本経済新聞社). (2020年4月12日). オリジナルの2021年1月19日時点におけるアーカイブ。 2022年9月25日閲覧。
- ^ 石坂, pp. 197–199.
- ^ a b 木村, p. 116.
- ^ 木村, pp. 116–117.
- ^ 筒井, pp. 10–11.
- ^ 増淵, p. 35.
- ^ 中谷, p. 44; CLAIR1, pp. 2–16.
- ^ 増淵, p. 38.
- 1 フィルムツーリズムとは
- 2 フィルムツーリズムの概要
- 3 参考文献・ウェブサイト
- 4 関連項目
フィルムツーリズムと同じ種類の言葉
- フィルムツーリズムのページへのリンク