架空のものの現実化
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/06 03:24 UTC 版)
架空であるから当然存在しないわけだが、例えば、愛・地球博のサツキとメイの家のように実際に作成されたり、「サンタクロース」のように協会が設立され、協会による認定が行われる例がある(詳細はサンタクロースの項を参照)。他には岡山県の桃太郎のように、出身・発祥地で公式に認定され、広報や地場製品の販売など宣伝に使われる例もある。また日本では架空のキャラクターがそのモデルとされている実在の都市の知名度に貢献したなどの理由で住民登録をされ、特別に住民票を交付される例もある(いわゆる特別住民票)。クレヨンしんちゃん(野原しんのすけ、および野原家)が埼玉県春日部市、モリゾーとキッコロが愛知県瀬戸市の住民として登録されている。 他には、ある作品のファンがその作品に関連する場所で集まったりイベントを開催したりすることもある。例としては、ハリー・ポッターシリーズの発売記念にロンドンのキングス・クロス駅に多くのファンが集まることなどが挙げられる(巡礼 (通俗)、フィルムツーリズム)。 黒歴史のように元々は架空の事象を指す言葉が転じて、実在の事象に対しても使われる例もある(この場合、「無かったことにしたいこと」、されていることの意味)。
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