レイニャ・ドニャ・レオノール美術館とは? わかりやすく解説

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レイニャ・ドニャ・レオノール美術館

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/20 19:52 UTC 版)

ベージャ」の記事における「レイニャ・ドニャ・レオノール美術館」の解説

この地方美術館1927年設立された。かつてのノッサ・セニョーラ・ダ・コンセイサォン女子修道院(Convento de Nossa Senhora da Conceição)が所有していた膨大な美術品収めたのである。このフランチェスコ会修道院は、1459年ヴィゼウ公フェルナンドドゥアルテ1世次男)とベージャ公によって、ベージャ公邸宅の隣に献納された。建設1509年まで続いた建物にそって格子細工台輪が走る、後期ゴシック建築印象的な建物である。この優雅な台輪は、仮に一部初期マヌエル様式(Manueline)の影響があるとしても、バターリャ修道院台輪似ている。西ファサード入り口上部にはアジメス窓が見られるマヌエル様式ムーア人様式のムリオン窓)。この窓は尼僧たちの部屋にあり、元々はベージャ公打ち捨てられ邸宅のものである入り口扉は葱花アーチ(Ogee arch)の下にはめ込まれている。四角形鐘楼とこぶしばな塔のある尖塔混合物がある。修道院建物国の文化財指定されている。 エントランス・ホールは、贅沢な金箔飾り施されバロック様式礼拝堂へつながる。礼拝堂は、半円状ヴォールトの下の本堂一つからなる3つの祭壇1つ福音者ヨハネ捧げられ17世紀のもの、残り2つは聖クリストフォロスと聖ベントゥスに捧げられ18世紀のもの)は金箔張り木細工装飾されている。4つ目の祭壇は、洗礼者ヨハネ捧げられたもので、1695年に、ジョゼ・ロマーリョの手によりフィレンツェモザイク画装飾された。 壁には1741年からの3点宗教画アズレージョがあり、洗礼者ヨハネの生涯描いたのである食堂クラウストロ(claustro)は見事なアズレージョ装飾されている。これらの一部ムーア支配時代からのもので、残り16世紀から18世紀のものである福音者ヨハネのグアルドラから、マヌエル様式入り口通り抜けて院内会議所入れる。この四角部屋リブヴォールト1727年修繕時期に、画家の手直しがされて一部狂い生じた。壁は、アラブヒスパニックアズレージョで、幾何学紋様野菜装飾飾られている。アズレージョ上部一部半円状で、宗教テーマ絵画がある。これらは後世の手直し狂い生じている。描かれているのは、洗礼者ヨハネ福音者ヨハネ、聖クリストフォロスアッシジのフランチェスコアッシジのキアラらの絵である。 美術館には、15世紀から18世紀フランドルスペインポルトガル絵画重要な作品収められている。 美術館建物には、初代女子修道院長ドニャ・ウガンダと、ヴィゼウ公フェルナンド公爵夫人ベアトリス・デ・アヴィシュ(ジョアン1世孫娘)の墓碑がある。 フェルナンド・ヌネス・リベイロの考古学収集品1987年寄贈された。40年間の考古学調査集めたもので、上階展示されている。これらは西ゴートローマ時代工芸品イベリア語の古い記載のある青銅器時代墓石鉄器時代からの石碑である。 収蔵品中には1541年からの中国陶器興味深い断片Escudela de Pero de Fariaがある。

※この「レイニャ・ドニャ・レオノール美術館」の解説は、「ベージャ」の解説の一部です。
「レイニャ・ドニャ・レオノール美術館」を含む「ベージャ」の記事については、「ベージャ」の概要を参照ください。

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