リトウとは? わかりやすく解説

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り‐とう〔‐タウ〕【利刀】

読み方:りとう

よく切れる刀。鋭利な刀。


り‐とう〔‐タウ〕【吏党】

読み方:りとう

帝国議会開設時、藩閥政府支持した大成会国民協会などの党派の称。⇔民党


り‐とう【吏読】

読み方:りとう

⇒りと(吏読)


り‐とう〔‐タウ〕【李唐】

読み方:りとう

中国、唐の王朝また、その時代をいう。唐の宗室であったところからの称。


り‐とう〔‐タウ〕【李唐】

読み方:りとう

中国北宋末から南宋初期画家河陽河南省)の人。字(あざな)は晞古(きこ)。徽宗(きそう)の画院入り高宗画院待詔となる。南宋院体画形成大きな役割果たした生没年未詳


り‐とう〔‐タウ〕【離党】

読み方:りとう

[名](スル)所属している政党党派離脱すること。「意見の対立で—する」


り‐とう〔‐タウ〕【離島】

読み方:りとう

[名](スル)

離れ島

島を離れること。「就職で—する」


利稲

読み方:リトウ(ritou)

出挙(すいこ)返済時に付け賃貸料


李通Li Tong

リトウ

168?~209?)
漢裨将軍汝南太守・都亭剛侯

字は文達。江夏郡平春県の人。幼字を億といった。

長江・汝水のあたりでは侠気知られ、同郡の陳恭とともに朗陵挙兵すると、多く人々彼に身を寄せた。また周直という人が二千余家をかかえ、李通・陳恭らと手を組んでいたが、実際には仲が悪かった。李通は周直を殺そう考え、陳恭が決断下せなかったので一人計画立て、周直と会合開いて宴会席上で彼を討った人々大騒ぎしたが、李通は陳恭を連れて直一党の頭だった者を殺し、その配下人々我が物とした。

陳恭の妻の弟陳郃が陳恭を殺して軍勢を奪うと、李通は陳郃の軍を攻撃し彼の首を斬って陳恭の墓に祭った。また黄巾賊頭目呉霸を生け捕り、その軍勢帰服させた。大飢饉起こったとき資産投げ出して救済にあたり粗末な食事兵卒分け合ったので、人々はみな彼に従った。こうして敢えて彼の領域侵す賊はなくなった

建安年間初め軍勢引き連れて許の曹操臣従し、振威中郎将任じられる汝南西境に駐屯した。曹操張繡討伐したとき、劉表張繡支援したため曹操敗北した。李通が軍勢率いて曹操元に駆け付けたので、曹操は戦うことができた。先陣となり、張繡軍大い撃ち破ったので、裨将軍任じられ、建功侯に封じられた。

汝南郡から二県を分割して陽安郡立てられ、李通はその都尉となった。李通の妻の伯父が法を犯し朗陵県長趙儼死刑が相当とした。李通の妻子泣きながら減免嘆願したが、李通は「私情をもって公務廃することはできないと言い趙儼法律厳守して権勢迎合しないことを評価して、彼と親交結んだ

袁紹官渡曹操対峙すると、李通に使者をやって征南将軍任命し、また劉表も彼を味方誘ったが、李通はいずれ断った親戚配下の者たちが涙ながらに「いま陽安郡孤立して救援もありません。滅亡しないうちに袁紹従いましょう」と訴えたが、李通は剣の柄に手をかけて「曹公は必ず天下平定されるだろう。袁紹威勢がいいものの部下任用でたらめだから、最後に公に捕らえられるだろう。死んでも曹公を裏切らぬぞ」と宣言し袁紹使者を斬り、征南将軍印綬曹操送り届けた

郡内には賊の瞿恭・江宮・沈成らがいたが、李通はその一党討ち滅ぼし、彼らの首を中央送った。こうして淮水・汝水地域を平定し、都亭侯に移され汝南太守昇進した。また賊の張赤ら五千余家をかかえて桃山屯していたが、李通はこれを撃破した

劉備周瑜江陵城の曹仁包囲したとき、劉備関羽別働隊として北道断ち切らせていた。李通は軍勢率いて駆け付け、馬を下りて逆茂木取り除き包囲軍に突進した戦いながら進み曹仁軍を助け出した。その武勇諸将なかでも随一であった

李通は道中病気となり、四十二歳亡くなった二百戸が追贈され都合四百戸となり、曹丕帝位昇ると剛侯と諡された。

参照袁紹 / 関羽 / 瞿恭 / 呉霸 / 江宮 / 周直 / 周瑜 / 沈成 / 曹仁 / 曹操 / 曹丕 / 張繡 / 張赤 / 趙儼 / 陳恭 / 陳郃 / 劉備 / 劉表 / 官渡 / 許県 / 江夏郡 / 江陵県 / 汝 / 汝南郡 / 長江 / 桃山 / 平春県 / 陽安郡 / 朗陵侯国 / 淮水 / 建功侯 / 県長 / 剛侯 / 振威中郎将 / 征南将軍 / 太守 / 都尉 / 都亭侯 / 裨将軍 / 印綬 / 諡 / 黄巾賊 / 幼字



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