ライフ
ライフとは、家庭の延長として、ゆったりした生活空間を提供できるファミリーカーであり、毎日の幸せな生活を送るというコンセプトから生まれた車名。71年6月発売、NⅢ360と併売した。2ドアと4ドアがあった。エンジンは新設計のEA型・356ccで水冷、最高出力は30psのほかバルブタイミングの変更と圧縮比を下げて21psにした2チューンを用意。AT仕様もあった。初期型の東京店頭渡し価格は34万6000円~44万3000円。
71年10月、2ドアワゴン発売。これもNの時代にはなかったこと。72年5月には、スポーティなツーリングシリーズを出した。再び36psエンジンを積むSSとGSが現れた。価格は38万9000円と44万9000円。2ドアだった。
72年6月、ツーリングシリーズを除きマイナーチェンジ。タウン2ドアは廃止。9月には4ドアのツインを発売し、73年8月にもマイナーチェンジしたが、74年10月には生産を終えた。
ライフというモデル名のクルマが再び登場したのは97年4月。その名前だけとると、2代目となるが、ホンダでは、新しい時代のライフスタイルにピッタリ合ったクルマでありたいと願って付けたもので、関連性はないという。48ps・660ccエンジンを搭載し、既存のトゥデイのコンポーネントを利用した、背の高いクルマで4ドアのみ。駆動方式はFF。
98年10月、新規格に合わせた軽乗用車をいっせいに発売、代替わりした。スタイリングは旧型とよく似ていたが、フロントバンパーに一対の突起があることと、テールライトが天井にまで達していないことが新型の識別ポイントだった。駆動方式はFFと4WDがあった。
2000年5月、最上級グレードのLタイプを追加。12月には戦力アップをはかるべく強力なバリエーション、ターボバージョンのタンクというモデルを投入した。顔つきが精悍でシャープに変わった。エンジンは横置きで、ターボにはセラミック・ボールベアリングを採用、大型の空冷インタークーラーも装備し、最高出力47kW(64ps)/6000rpm、最大トルク93Nm(9.5kg-m)/4000rpmを発生。構造はSOHC・3気筒・12バルブ。
駆動方式はFFと、リアルタイムと呼ぶビスカスカップリングを用いた4WDがあった。ミッションはコラムセレクターの3速AT。高トルクに対応して、フロントのドライブシャフトには、ハーフシャフトを採用した。ステアリングのパワーアシストは電動。グレードはTS、TRの2種。
2001年5月、NAモデルをマイナーチェンジ。マルチリフレクターヘッドランプの採用など内外装を一新、装備の充実をはかったうえで全タイプ1~2万円の値下げを実施。特別仕様車メヌエットを通常モデルに移行。
2002年8月、タンクも含めてマイナーチェンジ。NAモデルでは、メヌエットとGタイプを中心にシート表皮の上質化など装備を充実したうえで、再び値下げを行った。タンクはヘッドランプのブルーコーティングなど質感の向上をはかると同時に、フロントエアインテークなど、各部をボディ同色にした専用の外観をもつDiva(ディーバ)を追加した。2003年9月、フルモデルチェンジ、新型登場。
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