ミトローパ
ミトローパ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/10/04 03:09 UTC 版)
「ラインゴルト (列車)」の記事における「ミトローパ」の解説
1928年の運転開始当時、ラインゴルトにはミトローパ社の保有する専用客車が使用された。当時の長距離急行列車では客車は(三等車を含まないことを除けば)一般の急行列車と変わらないものであり、ラインゴルトは使用車両の上でも別格とされていた。ラインゴルト専用客車は全長が23.5mあり、当時のドイツでは最長であった。客車の内訳は以下の通り。 種類形式名定員製造数備考一等車 SA4ü-28 28名 5 SA4üK-28 20名 + 厨房 5 二等車 SB4ü-28 43名 10 SB4üK-28 29名 + 厨房 6 荷物車 SPw4ü-28 - 3 全長19.68m 一等車の開放客室は中央の通路を挟んで1人掛けの椅子が並ぶ1+1の配列(車室端を除く)である。このほか四人用と二人用の個室が各一室(厨房つき客車では四人用のみ)ある。二等車では通路を挟んで2+1の配列となる。一等車、二等車とも座席は一人分ごとに独立したソファー状のものであり、二列ごとに向かい合わせに配置されている。座席の間には固定式のテーブルがある。窓の幅は一等車では1.40m、二等車でも1.20mあり、これは当時としては大きなものであった。 1934年には、二等客車のうち3両が一二等合造車に改造されている。 1928年と1935年時点でのラインゴルト(南行、FFD 102)の編成は以下の通りであった。 FFD 102 ラインゴルト(1928年)種類形式運行区間、備考荷物車 SPw4ü-28 フーク・ファン・ホラント - バーゼル 二等車 SB4ü-28 一等車 SA4üK-28 一等車 SA4ü-28 アムステルダム - バーゼル 二等車 SB4üK-28 荷物車 - マンハイム - バーゼル : この間進行方向が反転するため隔離車として連結。ラインゴルト専用車ではない。 FFD 102 ラインゴルト(1935年)種類形式運行区間荷物車 SPw4ü-28 フーク・ファン・ホラント - バーゼル 一等車 SA4ü-28 二等車 SB4üK-28 一二等車 SAB4ü-28/34 アムステルダム - バーゼル
※この「ミトローパ」の解説は、「ラインゴルト (列車)」の解説の一部です。
「ミトローパ」を含む「ラインゴルト (列車)」の記事については、「ラインゴルト (列車)」の概要を参照ください。
固有名詞の分類
ドイツの企業 | ドイツの機関車メーカー ホヴァルツヴェルケ=ドイツ造船 ミトローパ PRYM フェニックス・ソーラー |
ヨーロッパの鉄道事業者 | イルンロード・エールン Fertagus ミトローパ オランダ高速鉄道 スロベニア鉄道 |
ドイツの鉄道 | フリーゲンダー・ハンブルガー フランス・ドイツ間の国際列車 クンツェ=クノールブレーキ ミトローパ ドイツ領域通過列車 |
かつて存在した鉄道事業者 | 斉昂軽便鉄路 南満州鉄道 ミトローパ 華北交通 天図軽便鉄路 |
スイスの鉄道 | 氷河急行 インターシティ スイスメトロ ミトローパ チザルピーノ |
オーストリアの鉄道 | シティ・エアポート・トレイン インターシティ ミトローパ 回廊列車 ブラウエル・エンツィアン |
- ミトローパのページへのリンク