マーフォーク種
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/21 06:47 UTC 版)
「科学的に存在しうるクリーチャー娘の観察日誌」の記事における「マーフォーク種」の解説
下半身が魚のいわゆる人魚族。水中生活に適応した身体を持ちクジラのようなエコーロケーション能力も持つが、エラはなく肺呼吸のため水中に潜れる時間は1時間ほどで、尾鰭は硬い体毛をヒレ状にカットしている。ヒレ状の短い足を持つが、泳ぎは達者な半面陸上ではほとんど身動きが取れない。ただ尻尾の力は強く、振り回して直撃すればコカトリスの頸椎でも圧し折ることが可能だが、あくまで最終手段である。他の亜人種より人間寄りの文化や思想を持ち、亜人には珍しい一夫一妻の貞操観念。また近隣の人間の村とも頻繁に交易を行う。メイ 大輔が最初に遭遇したマーフォークで、お姫様付きの侍女。最初に彼の行動に嫌悪感を抱いたクリ娘でもある。交易のためにサシヨイ村を訪れた際に大輔と出会い、成り行きでクラーケン退治と引き換えにマーメイドの身体を調べさせる約束をする。その後クラーケンは退治されるも「他の娘を探してくる」と誤魔化そうとしたため、主人である姫に咎められるが姫自身が大輔のハーレムに入ることで話がまとまり、付き添うことになった。姫の許可は出ているが、その後も大輔は手を付けていない模様。 胸に自信をもっており名前の由来はマー「メイ」ド。 カナ フマ族の姫。従者のメイが大輔との約束を破ったところから始まりそのまま大輔の后となる。正式な王族であるため、本来はヒューマンの貴族といえども正式な謁見をもって対応しなければならないほど高貴な身分にある。名前の由来はサ「カナ」。 頭がよく、常に合理的に行動する。「姫」という自分自身の立場さえ「最も高値で売れる娼婦に過ぎない」と言い切り、里の利益のためにイルカのハーレムに入るつもりでいた。大輔がちょっとつぶやいた進んだ世界の物を軽くつぶやいただけですぐさまそれを想像でき、その素晴らしさに打ち震えていた。 普段は表情に乏しく、何を考えているか分かりにくいため冷たい性格と思われがちだが、本当は民を愛しその幸せを何よりも願って行動する熱血漢で、そのことを大輔やイルカにフォローされた際には涙していた。 オジサン マーフォーク「フマ族」の族長でカナの父。名前の由来は魚のオジサンから。 普段は豪快で少しガサツなオヤジのように振る舞っているが、その実態はカナ以上に徹底的な合理主義者で、ちょっとマヌケなくらいが失敗しても許されるし好感度が高いという計算ずくの演技である。本人曰く「本物の合理主義者は「私は合理主義者です」なんて顔はしない」とのこと。大輔とはクラーケン退治を通じて知り合い、カナを娶ることになった大輔を気に入り、2人で飲み交わした際に本当の姿を垣間見せる。 イルカ フマ族の隣里の族長。名前の由来はイルカ→海豚→ブタ。 太った初老のマーフォーク男性で「ぶひゅひゅ」という不気味な笑い方が特徴。一夫一妻のマーフォークの中で財力に物言わせ一夫多妻制を貫く。メイなどからは毛嫌いされていたが本当は人格者で、妻となった女性は家族も含めて大切にするので慕われており、大輔たちのクラーケン退治の際も私兵を率いて陰で援護するなど尽力していた。フマ族の漁場がクラーケンに占領されたため、新しい漁場を提供する代わりにカナを嫁に貰う約束をしていたが、大輔たちがクラーケンを倒したため結婚の話は流れる。実はカナはイルカに好意を持っており密かに相思相愛の関係で、カナが大輔のハーレム入りを決めた際も「もし破局しても子供も含めて受け入れる」と言って温かく送り出す度量を見せた。カナ曰く「見た目と笑い方が少々アレなだけで里長としても男性としても完璧な方」。 サーバ フマ族の警備隊員の若いマーフォーク男性。名前の由来はサバ。カナ姫とは幼馴染で昔から好意を持っており、イルカのところへ嫁ごうとしているカナの身を案じて内密に大輔へ助けを求めた。その後、クラーケンとの戦いでは折られた毒槍を命懸けの特攻で突き刺し倒す大活躍を見せるが、実はカナ姫がイルカに好意を持っており、自分のことはただの幼馴染としか思っていないと後で知らされ、全く報われなかった。
※この「マーフォーク種」の解説は、「科学的に存在しうるクリーチャー娘の観察日誌」の解説の一部です。
「マーフォーク種」を含む「科学的に存在しうるクリーチャー娘の観察日誌」の記事については、「科学的に存在しうるクリーチャー娘の観察日誌」の概要を参照ください。
- マーフォーク種のページへのリンク