マンガ関係者
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/19 14:50 UTC 版)
あだち充 連載第1回から焔が注目し、勝手に心配している漫画家。彼の連載する勝負に熱くならない野球漫画は、焔の漫画観に大きなインスピレーションを与えることになる。 あだち充の漫画を読んだ焔が呟く「かわいそうなあだち充」「よし、オレだけは認めてやろう!!」という上からの物言いは本作を象徴するシーンとなっており、ドラマ化の際にはゲッサン編集部によってクリアファイルやタオルなどに台詞をちりばめたグッズが付録・読者プレゼントとして制作され、あだち充本人にも献上された。作中 扱われた作品 牙戦(週刊少年サンデー/原作:滝沢解) ナイン(増刊サンデー) みゆき(少年ビッグコミック) タッチ (週刊少年サンデー) 高橋留美子 焔が注目している若手漫画家の一人。あだち充と並んで、しばしば焔の漫画分析の対象になる。若くして成功を収めているが、焔にとってギリギリで重ならない作風のため嫉妬の対象にはなっていない。作品要素のバランスの良さは他の漫画家より評価している。作中 扱われた作品 うる星やつら(週刊少年サンデー) めぞん一刻(ビッグコミックスピリッツ) 石森章太郎 1980年当時の焔に最も影響を与えている漫画家たちの1人。作中 扱われた作品 サイボーグ009 - #漫画とアニメを参照。 松本零士 1980年当時の焔に最も影響を与えている漫画家たちの1人。作中 扱われた作品 宇宙戦艦ヤマト - #漫画とアニメを参照。 永井豪 1980年当時の焔に最も影響を与えている漫画家たちの1人。 克・亜樹、畑健二郎 漫画研究会「グループCAS」出身漫画家の例として挙げられた。 みなもと太郎、小山ゆう、小林まこと、亜月裕、赤塚不二夫 デフォルメされた低頭身キャラではなく、「かっこいい絵でギャグ」という、焔がこれからウケると予測するジャンルを描いた漫画家たち。 江口寿史 焔がSA社に持ち込みをした際、原稿の遅れで編集者を待たせていた。最初にパロディーをメジャーの世界に持ち込んだ先駆者。 宮下あきら 「誰でも知ってるなんてことのない言葉を偉そうにしゃべる」「マジメなストーリー漫画のなかにギャグを挟む」などの手法で爆発力を生み出す漫画家。作中 扱われた作品 激!!極虎一家(週刊少年ジャンプ) 藤子不二雄 アニメ化された諸作品、特にドラえもんについて言及される。 原秀則 新人らしからぬ無駄なコマ割りとセンスのあるタイトルが特徴の漫画家。焔にとっては中身がない漫画家として酷評の対象である一方、夢に唯一彼の女性キャラクターが出てくる辺りなにかと意識する漫画家。 車田正美 「登場人物が中学生なのにまったく学校へ行っていない」という作品の特徴が、「学校の背景を描きたくない」という焔にヒントを与えた。独自のインパクトある必殺技描写には焔も「勝てない」と脱帽している。作中 扱われた作品 リングにかけろ(週刊少年ジャンプ) 中島徳博 作中 扱われた作品 アストロ球団(週刊少年ジャンプ/原作:遠崎史朗) 水島新司 焔の認識では、あだち充作品と『アストロ球団』を除く、作中時点でのほとんどの野球漫画が水島作品の模倣である。 手塚治虫 アトムの頭の角がどの角度から見ても重ならない、単行本を出すたびに原稿を加筆修正するなどの逸話が語られる。ダイコンIIIの上映後、庵野秀明らと対面してその完成度の高さを絶賛した。 大友克洋 現実をそのまま描いたような、あまりに丁寧なSF漫画で話題になった漫画家。焔は丁寧すぎて、週刊連載もアニメ化も無理と評している(しかし後にどちらも実現)。作中 扱われた作品 ハイウェイスター、ショートピース AKIRA 諸星大二郎、星野之宣 手塚賞受賞者の例として名が挙がっている。焔にとって批判すべき点がなく純粋に評価の対象である漫画家。 井上紀良 雁屋哲原作の『男は天兵』で連載デビューした新人。新人でありながら自身とは比べ物にならない高い画力に焔は驚愕し、自分が描く同じ雁屋原作の『風の戦士ダン』をどうするのか苦悩する。
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