プロセッサタイプとは? わかりやすく解説

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プロセッサタイプ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/04 01:34 UTC 版)

SuperH」の記事における「プロセッサタイプ」の解説

SH-3 (SH7702/7708 - 動作周波数60MHz) マイクロソフト社のWindows CE対応したシリーズ高速化と共にMMUなどのマルチタスクOS必要な機能追加しカシオPDA(カシオペアシリーズ)への搭載前提として、カシオ計算機共同開発された。またWindows CEに向け割込み機構変更したリトルエンディアンにも変更可能(SH-1SH-2ビッグエンディアン)。1995年3月出荷マイクロソフト社が当時開発中であったPDA向けOSWindows CE)を動かすのに適したマイコンであると、カシオマイクロソフト社に直々に推奨するなどした結果カシオのカシオペアシリーズや日立製作所PERSONAシリーズ以外にも、OSとしてWindows CE採用したPDA製品にかなり幅広く使用された。そのほか、独自OSの「ザウルスOS」を搭載したシャープZaurusMIシリーズ)など、1990年代後半さまざまなPDA製品にも使用された。 SH-3E (SH7718 - 動作周波数100MHz) SH7708に浮動小数点演算ユニット追加したもの SH-3 (SH7709 - 動作周波数80MHz) 8KBキャッシュ内蔵,電源電圧3.3V,MMU,シリアル×3ch,タイマー×3ch,RTC,DMAC,A/Dコンバータ,D/Aコンバータ,I/Oポート,オンチップデバッグ機能,メモリインターフェイス SH-3 (SH7709A - 動作周波数100MHz/133MHz) 16KBキャッシュ内蔵,CPU電源電圧1.8V,I/O電源電圧3.3V,MMU,シリアル×3ch,タイマー×3ch,RTC,DMAC,A/Dコンバータ,D/Aコンバータ,I/Oポート,オンチップデバッグ機能,メモリインターフェイス SH-4 (SH7750 - 動作周波数200MHz) 360MIPSの性能ベクトル浮動小数点演算ユニット搭載することで、マルチメディア機能充実させた。SH-2と同様、当初から家庭用ゲーム機ドリームキャスト搭載することを想定して開発されRTCをも内蔵したSuperH Inc.からIPコアとしても提供された(現在はルネサスエレクトロニクス移管)。1998年12月出荷一部WindowsCE機に使用された。 SH3-DSP (SH7729R - 最大動作周波数200MHz) SH-3コアDSP機能追加したマイコン。その他USBホスト機能などを内蔵する2000年12月出荷SH-5 (SH5-101 - 動作周波数340MHz~500MHz) 1999年10月発表日立当時)とSTマイクロエレクトロニクス共同開発した64ビットマイコン。新しい命セットとして64ビット拡張命令モード(SHmedia、従来互換モードはSHcompact)を持ちSIMD命令拡充されている。FPUファミリでは128ビットベクトル浮動小数点演算ユニット搭載する日立製作所IP戦略に伴い2001年設立されIPライセンシング専業会社SuperH Inc.」からIPコアとしての提供されており、これを採用する顧客待っていたが、ついに現れなかったため、実際プロセッサ製造を行うところまでは行かなかった。2004年にはSHアーキテクチャIP戦略失敗車載産業向けへの戦略転換に伴いSuperH Inc.撤収しルネサステクノロジ本体SH-5IP移管。現在はルネサス エレクトロニクス移管されている。 SH-4A (SH7780 - 最大動作周波数400MHz / SH7785 - 最大動作周波数600MHz / SH7786 - SH-4Aデュアル 最大動作周波数533MHz) 2004年2月発表コードネームSH-X」(「SH-X」の第1世代である「SH-X1」)。SH-4パイプラインを7段にし、高速化キャッシュ命令強化拡張モード32ビット物理アドレス空間)を追加。これをベースとした携帯電話機マイコンSH-Mobile3」、カーナビマイコン「SH-Navi1」などの応用がある。 SH-X2SH-X」の第2世代である。90nmプロセス製造されパイプラインが8段に延び800MHz動作携帯電話機マイコンSH-Mobile G1」、カーナビマイコンSH-Navi2」などの応用がある。 SH-X3(SH7786) 2006年10月発表された、「SH-X」の第3世代である。通称「SH4A-MULTI」。CPUコア自体SH-X2流用しているが、これをマルチコア化した開発はかなり難航し2008年8月に「SH4A-MULTI」の第1弾製品であるデュアルコアSH「SH7786」をようやく製品化2009年12月より量産開始。その応用であるカーナビプロセッサSH-Navi3」の量産開始2011年から2012年頃と想定されたため、グラフィック処理回路持たない汎用品のSH7786がカーナビ向けとしてとりあえずで出荷されていたが、SH7776の量産にたどり着く前にSuperHの展開が終了した

※この「プロセッサタイプ」の解説は、「SuperH」の解説の一部です。
「プロセッサタイプ」を含む「SuperH」の記事については、「SuperH」の概要を参照ください。

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