フューチャリングとは? わかりやすく解説

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featuring

別表記:フューチャリング、フィーチャリング

「featuring」とは、エンタメ業界でよく耳にする言葉であり「主演の」「ゲストの」「特集」など特定の人物事柄際立たせることを意味する英語表現である。

「featuring」とは・「featuring」の意味

「featuring」とは、特定の人物事柄際立たせる際に使用される英語表現のことで「feat.」と省略して表現することもある。ドラマ映画音楽などエンタメ業界で耳にする機会の多い言葉であり、ドラマ映画の場合には「主演の」という意味で、音楽場合は「ゲストの」という意味で使用される

「featuring」に「際立たせる」という意味がある通り映画界で「主演者」を意味する言葉として使用されていた。現在でも「映画のタイトルに「featuring (人名)」と表記して、主演際立たせる際に使用されることがある音楽界では、メインミュージシャンの他にゲスト参加するときに用いられることが多い。もともとはジャズ演奏会などで複数人演奏しているときにメンバー一人ソロ際立たせる紹介として「featuring〜」という言葉使用されていた。1990年代になるとジャズ以外の分野でミュージシャン同士共演増えたことにより、「featuring」という言葉広まっていった。また、ボーカリスト同士はもちろんボーカリストラッパーギタリストダンサーに対して使用される機会増えていき、エンタメ業界で耳にする機会がどんどん増えていくことになった有名なアーティストゲストとして出演してもらい、「A featuring B」と楽曲名やアーティスト名表記することでメインミュージシャンファン層だけでなくより多くの人に音楽届けられるうになる実力者同士共演時に大きな話題となるため、楽曲届け戦略として利用されることもある。
「featuring」に「ゲストの」という意味がある通りメインミュージシャンゲスト参加しているアーティストの間には上下関係発生する。「A featuring B」と表記され場合、「AがBにゲスト出演依頼した」という意味となるため、Aよりもゲスト招かれたBの方が立場が上、つまり主役扱いとなる。

Thank you for featuring」は、「特集してくれてありがとう」「ゲスト招いてくれてありがとう」という意味の熟語表現である。「Thank you for ~」には、「〜に感謝する」という意味が込められている。また、口語では「Thanks for featuring〜」という表現になることもある。

「featuring」の語源

「featuring」の元になっている「feature」の語源は、ラテン語「factura」である。「factura」には「つくること」「形作られたもの」という意味がある

「featuring」の発音・読み方

「featuring」の読み方は、「フィーチャリング」である。「featuring」の元になっている動詞feature」と「未来」という意味の 「future」が似ていることから「フューチャリング」と発音されることもあるが、正しくは「フィーチャリング」なので発音するときには混同しないよう注意が必要である。

「featuring」の類語

「featuring」の類語には、「with」や「collaboration」がある。「with」は「共同制作」という意味を持っている。「featuring」のような上下関係存在しないのが特徴である。また、collaboration」は、「共演」や「共同作業」などの意味持っている共演という意味合い強くなるので、一時的にユニット結成したり、楽曲の提供、プロデュースをしてもらった際にも表記されることがある

「featuring」の使い方・例文

・A film featuring a name actor.(有名な俳優主演映画
「featuring」を映画の「主役」という意味で使用した例文である。

・We're featuring the landmark architecture歴史的建造物テーマである)
「featuring」を「特集」という意味で使用した例文である。「特集」には、「事柄際立たせること」という意味があるので、テーマ訳して問題ない

・"ZYYG,REV,ZARD & WANDS featuring Shigeo Nagasima" is a support song of the Giants.(「ZYYG,REV,ZARD & WANDS featuring 長嶋茂雄」はジャイアンツ応援ソングだ)
音楽界使用される「featuring」は「ゲスト招いた」という意味となるため、 「ZYYG,REV,ZARD & WANDS」というグループゲスト長嶋茂雄招いてジャイアンツ応援ソング作曲したことが読み取れる

Thank you for featuring music.(私を楽曲招いてくれてありがとう)
「〜してくれてありがとう」という意味を持つ「Thank you for featuring〜」を使用した例文である。この例文では、音楽というワード入っているので、「楽曲ゲスト招いてくれてありがとう」という意味となる。

フィーチャリング

(フューチャリング から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/08/17 14:07 UTC 版)

フィーチャリング: featuring)は、特定の人物・事柄などを特色として際立たせること。フィーチャー。フィーチャリングは「特集」を意味し、音楽界では客演の意味で、映画の場合は主演の意味で使われる。

表記

日本では語感から「未来」を意味する「フューチャー」(英: future)と混同され、「フューチャリング」と言われたり表記されたりすることがあるが、仮名文字で表記する場合は「フィーチャリング」が正しい。

音楽界

音楽においてはメインのミュージシャンのほかにゲスト参加する者や、そのことを指す。コラボレーションとは異なる。他アーティストのアルバムや作品に参加する場合、フィーチャリングという形を取ることが多い。「feat.」「F/」「ft.」などとも表記される。表記はアーティスト名に付加される場合と、曲名に付加される場合があり、規則は特にないが、「feat.」のあとにくるのは「ゲストアーティスト」の側である。制作者を意味する「by …」表記と混同して「メインアーティスト」の側を書くと意味が正反対になってしまう。デュエットとの明確な差はないが、互いに同じくらいの登場があり、かつ互いが合唱する場合は「duet with …」(「… とデュエット」の意味)とする場合が多い。

クラシックにも「客演指揮者」という存在があるが、英語表記は「feat.」ではなく「guest conductor」で、オーケストラにとっての首席指揮者・常任指揮者等以外の指揮者を(どんなに頻繁に共演していても)指す。首席客演指揮者という役職も存在する。

脚注

注釈

出典

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