フォース‐てつどうきょう〔‐テツダウケウ〕【フォース鉄道橋】
フォース橋
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フォース橋(フォースきょう、Forth Bridge)は、イギリス・スコットランドのエディンバラ近郊のフォース湾に架かる鉄道橋である。全長2530 mのカンチレバートラス橋で1890年に完成した。19世紀、「テイ橋の悲劇」をはじめとして強風による落橋事故が相次いだため非常に強固な橋として設計された。2015年に世界遺産リストに登録された。
- ^ “「鋼の恐竜」の異名を持つ鉄道橋は 誕生から100年を経た今も現役”. 文藝春秋 (2015年8月5日). 2018年9月17日閲覧。
- ^ 『関門とんねる物語』p.19
- ^ ダイヤモンド社刊・イギリス鉄道の旅 (地球の歩き方BY TRAIN)、ISBN 978-4478051313 より。
- ^ University of Glasgow :: University news :: Archive of news :: 2007 :: October :: University of Glasgow engineer to appear on new £20 note
- ^ “デジタル大辞泉の解説”. コトバンク. 2018年2月24日閲覧。
- 1 フォース橋とは
- 2 フォース橋の概要
- 3 テイ橋の悲劇
- 4 世界遺産
フォース鉄道橋
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「ウィリアム・アロル」の記事における「フォース鉄道橋」の解説
詳細は「フォース鉄道橋」を参照 フォース鉄道橋は今日においてさえ、工学的な驚異であると看做されている。長さ2.5キロメートルであり2本の鉄道線を満潮水位の上46メートルまで持ち上げている。橋は2つの主スパン(長さ520メートル)と 2つの副スパン(side span;206メートル)およびアプローチ・スパン(51メートルが15、7.6メートルが5つ)から成る。それぞれの主スパンは2つのカンチレバー(片持ち梁)の腕(210メートル)がその間の橋桁(110メートル)を支える桁橋である。巨大な3つの4塔カンチレバー構造(four-tower cantilever structures)は高さ104メートルであり、独立の基礎上の4つの橋脚(各々の直径21メートル)で支持されている。基礎の南側のグループは水深27メートルに圧縮空気下でケーソンとして建設されねばならなかった。ピーク時にはおよそ4,600人の労働者が建設に携わった。当初は犠牲者57名とされたが、後に地元の歴史家によって広範な調査が行われ犠牲者数は98名に改められた。トーマス・バウチ(英語版)が設計した初代テイ鉄道橋を下敷きにした当然の結果であるが、テイ鉄道橋とフォース鉄道橋は高い安全係数で知られる。両橋は近年(2008年)改修された。
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