カンチレバートラス(ゲルバートラス)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/02 06:27 UTC 版)
「トラス橋」の記事における「カンチレバートラス(ゲルバートラス)」の解説
カンチレバートラス (Cantilever truss) またはゲルバートラス (Gerber truss) とは、トラス構造を持つカンチレバー橋である。通常の橋は橋台や橋脚を支点として桁を架けるが、カンチレバー橋は、吊桁を、両側の橋脚から張り出した片持ち梁(定着桁/碇着桁)がヒンジを介して保持するものである。通常のトラス橋は下弦が引張力を、上弦が圧縮力を受け持つが、カンチレバートラス橋の片持ち梁部分は逆で、上弦が引張力を、下弦が圧縮力を受け持つ。主として大きなスパンが必要な箇所に架けられる。 ハインリッヒ・ゲルバー(ドイツ語版)が考案したため、日本ではゲルバー橋とも言われる。 ケベック橋 - トラス橋として世界最大の支間長549 mをもつ フォース鉄道橋 港大橋 長生橋 荒川湾岸橋 旧鳥飼大橋 東京ゲートブリッジ 信貴山開運橋 大石田大橋
※この「カンチレバートラス(ゲルバートラス)」の解説は、「トラス橋」の解説の一部です。
「カンチレバートラス(ゲルバートラス)」を含む「トラス橋」の記事については、「トラス橋」の概要を参照ください。
- カンチレバートラスのページへのリンク