フェルゼンとマリーアントワネット編とは? わかりやすく解説

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フェルゼンとマリー・アントワネット編

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/01 20:01 UTC 版)

ベルサイユのばら (宝塚歌劇)」の記事における「フェルゼンとマリー・アントワネット編」の解説

オーストリア皇女マリー・アントワネットは、政略結婚14歳時にフランス王太子、後のルイ16世元に嫁ぐ無知幼く単純に奇麗なドレスを喜ぶ少女であったアントワネット18歳時にパリ・オペラ座仮面舞踏会にて生涯恋人スウェーデン貴族フェルゼン遭遇するその時アントワネット付き近衛仕官だったのが、金髪の男装の麗人オスカル異国に生を受けた3人はその夜運命出会いを果たす。 フェルゼンとの道ならぬ恋に思いを募らせるアントワネットに「国家母として義務忘れるな」と諫めるオスカルアントワネットは「軍服着ているうちに女の気持ちを忘れてしまった」とオスカル詰った。しかしオスカルもまたフェルゼンへのかなわぬ思い悩んでいた。親友として親交暖めていたオスカルフェルゼンだったが、オスカル胸のうちには女としての想い芽生えていたのだ。 フェルゼンアントワネット深く愛していた。2人の愛が醜聞となりアントワネット破滅させる感じたフェルゼン男らしく身を引く決心をする。彼は、愛を胸に秘めてスウェーデン帰国したフランス国内の不穏な空気高まり貧し民衆達の不満は爆発寸前だった。近衛隊から衛兵隊へ転属したオスカル民衆達の暴動備えて1789年7月12日パリ出動命じられるオスカル養育係の孫である平民アンドレ護衛として常にオスカル寄り添ってきた。彼は身分違い知りながら心密かに長年オスカル愛していた。オスカルも常に自分支えてくれるアンドレ大きな愛に気づき、彼を愛するようになるパリ進駐することになれば身分捨て命をかけて戦わねばならない覚悟したオスカルアンドレとの結婚決意し、ついに2人結ばれるオスカル貴族身分捨て民衆と共に戦うことを宣言し貴族側の軍隊との戦闘突入したアンドレオスカルの身を案じながら戦死し、翌7月14日フランス革命記念日)、民衆達はバスティーユ監獄襲撃した愛する人の死を耐えながら気丈に軍隊指揮するオスカル。しかし彼女も銃弾倒れ部下衛兵隊員アランの「バスティーユ白旗が!」という言葉聞きながら息絶えた革命勢い押され群集ベルサイユ押し寄せアントワネット民の声ベルサイユ離れパリに行くこととなる。彼女の窮地知ったフェルゼンは彼女を救うべく、命がけ急遽スウェーデンからフランスにやってきた。 国王処刑後、コンシェルジュリ牢獄囚われていたアントワネットのもとにフェルゼンは彼女を脱獄させるためにやってくる。「別に囚われている子供たち置いて行けない」と脱獄を断るアントワネットフェルゼン涙ながらに説得するが、アントワネット拒み通す。アントワネットフェルゼン絶叫こだまする中、フランス王妃らしく誇り高く毅然として断頭台へと向かうのだったラストシーンにおける原作漫画との差異 原作漫画においてはコンシェルジュリー牢獄移されマリーアントワネットのもとにジャルジェ将軍面会訪れマリーに脱走計画明かすが、「子供たちをおいて逃げわけにはいかない」と拒否するシーンはある。しかしフェルゼンコンシェルジュリー牢獄極秘面会訪れ脱走持ちかけるラストシーン宝塚歌劇団の舞台作品におけるオリジナルである。差異理由は“主役男女二人フェルゼンマリー)はラストシーンに必ず出番がある”という宝塚歌劇独特の仕来りがあるため。

※この「フェルゼンとマリー・アントワネット編」の解説は、「ベルサイユのばら (宝塚歌劇)」の解説の一部です。
「フェルゼンとマリー・アントワネット編」を含む「ベルサイユのばら (宝塚歌劇)」の記事については、「ベルサイユのばら (宝塚歌劇)」の概要を参照ください。

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