フェルスタッペンの大活躍
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/10 04:35 UTC 版)
「2016年のF1世界選手権」の記事における「フェルスタッペンの大活躍」の解説
2015年、不振に喘ぎコンストラクターズランキング4位に終わったレッドブルは、ルノー製パワーユニット(以下、PUと略す)との決別を宣言しながらも他エンジンサプライヤーとの交渉がまとまらず、結局「タグ・ホイヤー」のバッジネームをつけたルノー製PUで参戦した。 第4戦ロシアGPでチームメイトを巻き込み、セバスチャン・ベッテルをリタイアさせる接触事故を起こしたダニール・クビアトは、ジュニアチームのトロ・ロッソへの降格処分を受け、代わって前年弱冠17歳で衝撃的なF1デビューを果たしたマックス・フェルスタッペンがレッドブルに昇格、この采配は物議を醸したが、そのフェルスタッペンが昇格初戦のスペインGPにて、メルセデス勢の同士討ちもあったが史上最年少優勝を成し遂げ、F1界に更なる衝撃を与えた。才能への称賛とレースマナーへの批判が飛び交う中、フェルスタッペンはチャンピオン経験者たちを相手に自身のやり方を貫くレースを続け、最終的にランキング5位となり今後に大きな期待を持たせる結果となった。 エースドライバーのダニエル・リカルドもモナコGPで自身初のポールポジションを獲得するが、タイヤ交換ミスで優勝を逃す不運に泣かされた。第16戦マレーシアGPではリカルドが2年ぶりの優勝を成し遂げ、2014年のPU導入以来初めてメルセデス以外のチームのワン・ツー・フィニッシュを達成した。新コンビの競争意識が良い形に作用したレッドブルはコンストラクターズ2位に返り咲いた。 一方で、メルセデスの対抗馬と期待されていたフェラーリは序盤こそ悪くはなかったが、テクニカルディレクターのジェームズ・アリソンがシーズン途中に離脱するなどマシン開発が進まず、中盤以降は表彰台すら登れないレースが目立って最終的に未勝利に終わり、コンストラクターズ3位に終わった。
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